基礎的、入門的な授業である基礎科目(微分積分学、線形代数学、物理学、化学、生物学、地学を含む7科目)の内から8単位を選択必修し、自然科学の基礎や、理論的な思考力を養います。また、「教育臨床基礎」や「地域教育演習」(選択科目)の授業を通して、小学校教員として理科の授業を実践したり中学校理科教員として授業したりする上で必要な基礎的な力の修得を補完し、評価します。
自然科学と数学の関わりを意識して学習し、自然現象をみる柔軟な発想力・思考力を涵養します。個別科学の基礎的な内容の授業・実験を通して、理科教員に必要な基礎能力を身につけます。また、近隣の小・中学校において、学校現場の理科教育に実際に接する「教育臨床演習」を行います。
より高度な内容および実験を含む個別科学の講義・演習を通して、自然科学に対する幅広い知識、能力を修得します。また、「初等・中等理科指導法」の授業や「基礎教育実習」等の臨床経験科目をめざします。3年次修了時には、これらの能力が修得できていることを評価します。
「応用教育実習」を通して、初等・中等教育についてさらに理解を深め、実践力を豊かにします。「卒業研究」では、研究室に所属して、教員と学生が一体となって専門性の高い先端的・独創的な研究課題に取り組むことによって、探求あるいは研究する喜びを体験します。そして、それらを子どもたちに生きいきと伝えられるような、科学的なものの見方・考え方を身につけた「理科の伝道師」に相応しい教師としての質を確保します。