教員紹介

おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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こんなことしています(研究)

第50回 長野県母親大会

2007年9月2日、松本大学にて「第50回 長野県母親大会」が開催されました。私は見学分科会2「〝軍都〟松本の戦争遺跡と陸上自衛隊松本駐屯地見学」のお世話をすることになり、参加しました。

分科会の趣旨は、「80年代から、「女性の戦争責任」・「女性と戦争」といったテーマが盛んに論じられましたが、こうした問題関心を引き継ぎつ つ、改めて地域に焦点を絞った問題の立て方が求められている」と記し、「これは単に過去の問題ではなく、米軍再編成下の沖縄や「本土」基地周辺の暮らす人 びと、イラク戦時下の自衛隊駐屯地を抱える現在の松本地域の問題でもあります」と、指摘しています。

ルートは、まず自衛隊松本駐屯地を見学、さらに松本強制労働調査団メンバーの案内で里山辺の地下工場跡を、私の案内で信州大学・赤レンガ建築物を、見るというものでした。短い時間にもかかわらず充実した見学会が出来たと思います。
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里山辺・林城址の地下壕跡を見学。


昼食の後、松本に焦点をしぼった私のつたない「近現代の『軍隊と地域』」という話しをきき、みなさん無事に全体会に向かいました。

今後も、すえながく母親大会の運動が、新鮮な問題を提起しつづけることを願っています。長野県の母親大会については、40回までの歴史が、『生命(いの ち)をはぐくむ大河よ輝け 長野県母親大会40年の歩み』(2003年)にまとめられています。現在、私は、長野県を中心としつつも地域における「母親運 動」の史料を収集しています。
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全体会。

関係者の皆様お疲れ様でした。

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