教員紹介

もりやま しんや

護山 真也

哲学・芸術論 教授

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第2回 ワークショップ「知覚の比較哲学」報告

    日程

    3月4日13:30-18:15まで,人文学部202演習室において,「知覚の比較哲学」のワークショップを開催いたしました。

    プログラム

    プログラムの概要は以下の通りです。

    「自己認識(svasamvedana)と主観性―E. Thompson "Self-No-Self? Memory and Reflexive Awareness"の批判的検討」(護山真也,信州大学)

    「自己認識の生成・背景・変質」(片岡啓,九州大学)

    「ダルマキールティの自己認識論」(三代舞,早稲田大学)

    「デイヴィドソニアンからみた分析哲学における自己知論の展開―〈こころのなかの対象との面識による自己知〉論からの脱却過程として―」(小川祐輔,筑波大学)

    「デューイの経験の理論の可能性―生の哲学としてのプラグマティズム―」(呉羽真,京都大学)

    「知覚と言語―西田における場所の論理と日本語文法の交差点」(三谷尚澄,信州大学)

    感想など

     仏教認識論で言われる自己認識について,それが現象的な自己や主観性の問題などとどのように接続できるのか,その可能性を考えてみました。信大を卒業してから,筑波大学で活躍している小川くんや,デューイの経験概念について明晰なご発表をいただいた呉羽さん,そして,九州から来ていただいた片岡さん,東京からの三代さんなど,参加者各位に感謝です。これをもって,「知覚の比較哲学」の科研企画は幕を閉じることになりますが,今後も,分野の枠を超えた共同研究の可能性を模索してゆきます。

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