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いとう つくす

伊藤 盡

英語学 教授

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日本中世英語英文学会東支部第28会研究発表会

2012年6月16日(土)に日本中世英語英文学会東支部の研究発表会がありました。

信州大学人文学部で、21世紀に2回目の開催

日本中世英語英文学会は、日本における最大の英語の通時的研究の学会です。


このほか、日本には近代英語協会、英語史研究会などの小さな研究会もあります。

特に中世、すなわち「英語の生まれた時代」の英語を研究する研究者の集まりで、大学院生から大学教授、名誉教授の、研究発表、情報交換、意見交換が行われるものです。

春には関西を中心とした西支部と首都圏〜東北を中心とした東支部が、それぞれの研究発表会を行い、冬(12月)には、全国規模の研究発表会やシンポジウムがもたれます。

この6月に、信州大学では二度目となる、東支部の研究発表会がありました。
前回 (2004年) は、故水野知昭教授がホストとして活躍され、多くの研究者を招いて(その中の一人に私もおりました)盛大な会が催され、多くの研究者の御記憶に刻まれました。

今年は研究発表二件に続き、日本の大学・大学院における「通時的英語研究」や「英語史」の教育・研究についてワークショップが開催されました。

信州大学で中世英語英文学の研究発表が行われる意義



信州大学松本キャンパスの図書館には、故水野知昭教授の文庫が寄贈されています。

水野知昭教授は、古英語で書かれた頭韻詩、英雄叙事詩『ベーオウルフ』の研究者として世界中に名の知られた方でした。

そのような大学だからこそ、中世英語や中世英文学の研究者が集まり、また研究発表をすることには大きな意味があると思います。
そこに学ぶ学生諸君にも、是非中世の英語を学ぶ意義を、声を大にして伝えたいと思います。
実際、英語という言葉を学ぶ時に、英語の歴史を知っているといろいろなことが簡単に理解できたり、わかりやすくなったりということもあるでしょう
たとえば、have+過去分詞=完了形という言い方は
have + 目的語 + 過去分詞=「〜に・・・をさせた」という使役表現に起源があるとか




現在は、信州大学で古英語を読む授業は「大学院生」を対象としたものに限られていますが、せっかくこのような図書が整備されている信州大学人文学部ですから、このような研究発表会が催されたのを機に、学部生にも古英語のような中世の英語研究ができるようにしたいと思います。

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