教員紹介

いとう つくす

伊藤 尽

英米言語文化 教授

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Goods drink & food おしごと以外 閑話

エント水

暑い夏には水出し珈琲

先日は、仕事で東京の国立に参りました。 この「国立」は「くにたち」ですが、漢字だけだと「国立」を「こくりつ」と読む可能性もあり、そうなると、サッカーの試合を見るために「国立競技場」へ行ったと思われます。 例えば、メイルで友人に「今日は国立に行きます!」と知らせると、「サッカー観戦かい?」と 誤解を受けます。 国立にはいつもより古書店がありますが、その話はまた後日。 その後、仕事の相手とお会いする時間の隙間を埋めるために、いつものようにTully's Coffeeで仕事をしました。 そこで注文したのが、水出し珈琲。季節ものですし、夏にはとても美味しいものです。 けれど、水出しコーヒーは、なかなか自分では入れづらい、というのがこれまでの私の意見でした。 以前には、冷却ポットに入れたりもしたのですが、コーヒーの粉を洗うのが面倒だったり。 最近は、袋詰めで売っているのもありますが、皆さんは購入しますか? 先日の松本の地震で大きな被害を受けた、食器・陶器・ガラス器の専門店、松本の知新堂でセールをやっていましたが、ついに水出し珈琲用のガラス容器を購入しました。 ハリオの水出し珈琲ポット MCPM-14B 洗いやすく、使い易い。これはなかなか優れものです。 この容器を買う気になったのは、美味しい夏の珈琲が届いたのがきっかけでした。

エント水

『指輪物語』の第二部「二つの塔」では、ホビットのメリーとピピンのコンビが、エントに出会います。 原始の森の番人。Tree-heardでもある、Tree-beard「木の髭」に案内された先で、命の水(この語は、あらゆる言語でお酒の名称として用いられていますが)とも言うべき、「水」を飲みます。 それが「エント水」 生命力を豊かにする水。これを飲むと、体も大きく成長するものです。 夏バテの人間の肉体にとって、きっと最高のドリンクになることでしょう。

ガンダルフ・コーヒー店の「エント水」

いつもお世話になっている神戸の珈琲店「ガンダルフ・コーヒー」から夏のブレンドが届きました。 パッケージには「静かさや岩にしみいる蝉の声」と芭蕉の句が記されています。そして、アイスにしても美味しいと書かれている。 さらに、水出し珈琲用のパックには「エント水」なる名前がついておりました。 驚きです。 エント水風味の珈琲になるとか(笑)。 トールキンファンには応えられない美味しさです。 先日の大学院生が我が家を訪れた際には、ガンダルフ・コーヒー店の夏のブレンドを、松本の銘泉のひとつ「女鳥羽の泉」から湧き出る地下水で、先に購入したハリオの容器を使って水出し珈琲を作ってみました。 それもまた、松本風エント水と呼べそうです。

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