生物有機化学研究室
伊原正喜

バイオ燃料の開発

化石燃料依存からの脱却が社会的要望として高まっていますが、その実現には、二酸化炭素資源化技術のブレークスルーが必要です。私は、①太陽光発電と微生物を組み合わせた二酸化炭素固定化、及び、②藻類バイオマスを用いたバイオエタノール生産、の2つのアプローチで、人類が直面している課題をブレークスルーしたいと思っています。
①についてですが、私は、太陽光発電による電気分解から得られた水素を使って、微生物を培養し、二酸化炭素から高付加価値物質を生産する"自然エネルギーの6次産業化"を提案しています。その実現のため、酵素の改良や新しい代謝経路の設計と最適化に関する実験を行っています。
②についてですが、現在のバイオエタノール生産では、サトウキビやトウモロコシを原料としていますが、さらに低コスト化や効率化を目指し、藻類が大量に排出する細胞外多糖の利用を考えています。そのため、多糖高生産藻類の単離、育種、遺伝子改変、野外培養に関する実験や、バイオマスの分解や改質に関する実験を行っています。
以上に加えて、産学連携大型プロジェクトであるアクアイノベーション事業にも参画し、石油系オイル汚染水(随伴水)の生物処理に関する開発を行っています。

研究紹介(デジタルパンフ)