小笠原 靖

環境省大臣官房 秘書課長

小笠原 靖

社会の期待

教科書には載っていない「リアルな現場」でこそ、本物の思考力と知見が磨かれる

「環境」は、人類存続の基盤であり、経済社会活動の基盤でもあります。人類がウェルビーイングを確保しつつ社会経済活動を営み、持続可能な形で発展していくためには、気候変動、生物多様性保全、環境汚染等への対策を効果的に講ずるとともに、循環経済の構築を通じた資源確保にも実効的に取り組む必要があります。環境・経済・社会がますます密接に関連する中、有効な対策を講ずるためには、表層的な理解ではなく、様々な利害の錯綜する現場といった具体例の経験知としての理解を含めた、深い洞察が必要とされます。信州大学のサステナブル社会協創学環において、信州の自然・文化をフィールドに実際の地域課題の解決に取り組む経験は、そうした知見と思考力を養成するために大変有用であると思います。本学環を通じ、持続可能かつ人々がウェルビーイング向上を実感できる社会の創出に寄与する人材が数多く育成されることを期待いたします。