学環について

サステナブル
社会協創学環とは?

環境や社会が激変する時代に、持続可能な未来社会をデザインする新たな教育組織です。信州の豊かな自然と地域社会を実践的なフィールドとして活かし、全8学部の知を結集した文理融合の教育を行います。最大の特徴は「自然(ネイチャー)」「人(ウェルビーイング)」「社会(ソーシャル)」の3領域を横断して学ぶことです。サステナビリティとウェルビーイングを統合的に理解し、地域から世界へと視野を広げます。多様な主体と協働してリアルな社会課題の解決に挑み、自然・社会・人間の未来を“ともに創る”実践力を身につけます。

feature

サステナブル社会協創学環は、自然・人・社会の関係を再構築し、持続可能な未来を実装するための学びのフィールドです。
自然環境の再生から社会の協創、そして人の幸福へ。3つのデザイン領域を通して、未来社会を構想・実践する力を育てます。

学環の特長 feature

ネイチャーデザイン

自然とともに成り立つ未来の社会
をつくる

温暖化や環境破壊を止め、自然を豊かに再生する「ネイチャーポジティブ」や、森や川の力を防災に活かす「グリーンインフラ」を網羅。自然の恵みを守り、人間とずっと共生できる社会の基盤をつくる力を養います。

地球温暖化対策 脱炭素(カーボンニュートラル) 生物多様性 里山・森林保全

ソーシャルデザイン

みんなで協力し新しい社会の仕組みを企画する

地域や企業、行政に加え、国際社会が手を取り合う仕組みを描きます。誰一人として取り残さない「包摂的な社会」を目指し、政治や経済、法律、国際協力の視点から、新しい社会システムを動かす力を身につけます。

国際協力・グローバル 地方創生・まちづくり 地域ビジネス SDGs(誰一人取り残さない) 政治・経済・法律

ウェルビーイングデザイン

人と社会の「幸せ」を科学と心理からデザインする

心も体も満たされて幸せな状態「ウェルビーイング」を目指します。心理学、教育学、健康科学などの知恵を合わせ、誰もが自分らしく、最先端のAIやデジタル技術とも上手に調和して暮らせる豊かな文化を育てます。

心理学・教育学 健康科学 AI・DX技術との共生 多様性の尊重 幸福度の高い社会 防災

Process

知を動かし、未来をつくる
4つの「シコウ」

未来をつくる力は、一つの専門性にとどまらない、多様な知の融合から生まれます。4年間の学びを通じて、「志向 → 思考 → 試行 → 至高」 という段階的なプロセスで、“知と行動をつなぐ力”を育てていきます。

  • 至高
    (価値創造)

  • 試行(行動)

  • 思考(知識)

  • 志向(マインド)

4つのシコウ
  • 4年
    価値が生まれる

    学んだ知識と現場での経験を結びつけ、社会に新たな価値を提示します。卒業研究やプロジェクトで、自分だからこそ生み出せるアイデアや提案を形にする力を結実させます。

  • 3年
    行動が深まる

    PBL(課題解決型学習)を通じて、地域や企業、行政などのリアルな現場へ。
    仲間と協働しながら課題発見・企画・実践に挑み、経験を重ねます。

  • 2年
    知識が広がる

    分野の壁を越えて多様な知に触れ、環境・社会・人のつながりを多角的に理解します。俯瞰的に考える力が身につき、複雑な社会課題を捉える視点が磨かれます。

  • 1年
    マインドが育つ

    RBL(関係性型学習)を通して自分と社会の関係に目を向け、自分は何を大切にしたいのか、どんな未来を描きたいのかを探る時間。他者と協働する姿勢や、環境・社会に対する視点を養います。

Curriculum

カリキュラム Curriculum
  • サステナブル政策入門(1年次)

    本授業は、環境・経済・社会を統合的に実現するサステナビリティの学術的な基盤知識、サステナブルな社会を実現するための政策(行政だけでなく、企業等の取り組みを含めた広義の政策)の方法論の習得を目指します。ゲスト講師による講義や現場訪問等を組み入れ、サステナビリティの現場の学びを通して、その概念や方法論を体得します。

    主な学び

    • 課題発見と価値創造プロセス
    • リサーチ・フィールドワーク
    • 社会実装に向けた企画・試作
  • エコシステムデザイン(2年次)

    本授業では、地域内経済循環や環境共生圏の考え方を基礎に、地域社会の中で持続可能な「エコシステム」をデザインします。単一の課題にとどまらず、農業・エネルギー・観光・福祉・教育など、複数の要素が連動する仕組みを捉え、地域全体の再生像を描きます。学生はフィールド調査や地域関係者との対話を通して、既存資源を再編集し、新たな循環モデルを提案します。個別の解決ではなく、複数のシステムが重なり支え合う「共生的地域デザイン」を実践的に探究するプロジェクト型授業です。

    主な学び

    • 課題解決型プロジェクトの実践
    • 調査・分析と仮説検証
    • 成果提案と地域への還元
  • グローバル協創実践(3年次)

    多文化環境で“協創”の方法論を体得するプロジェクト科目です。多様な文化背景の人々と協働し、国際的な視点で価値を生み出します。異文化コミュニケーションや協創デザインの理論を土台に、国内外の大学・地域・企業と連携したプロジェクトに挑戦します。

    主な学び

    • 異文化コミュニケーションの実践
    • 国際的な協働プロジェクト
    • 多様な価値観を統合する協創スキル

Career Image

卒業後は、学環で学んだ「課題解決力」を活かして、幅広いステージで活躍できます。例えば、色々な業界の企業で新しい企画やビジネスを作ったり、最近増えている「企業のSDGsや環境問題を専門に進める部署」で働いたりする道。公務員としてまちづくりに関わったり、経営コンサルタントとして企業の悩みを解決するプロフェッショナルになることもできます。さらに将来的には、信州の現場で鍛えた力を武器に、国連などの国際機関で世界を舞台に働いたり、自分で会社を立ち上げたりして世の中の問題に挑む「社会起業家」として羽ばたくことも考えられます。

未来をデザインするリーダーへ

FAQ

文系・理系どちらからでも受験できますか? どんな人に入学してほしいですか?

文理の有利・不利は一切ありません!「探究学習」が好きな人を待っています。高校の探究授業で、正解のない問いを面白がって追いかけていた人に最適な環境です。最初の1年半は全員共通で文理の基礎を広く学ぶので安心してください。探究のプロセスや意欲を評価する総合型選抜も用意しています。

4年間のキャンパスはどこですか?移動や実習は大変ですか?

4 年間の拠点は「松本キャンパス」です。移動の負担を減らす配慮もあります。授業は松本での対面やオンラインが中心です。ただし現場主義を徹底するため、1年次の海外PBL(台湾など)をはじめ、地域の自治体や連携企業のリアルな現場へ赴き、実践的に学びます。

既存の学部(人文学部や経法学部など)での学びと、何が違うのですか?

1つの学部に縛られず、信大「全8 学部」の専門授業を贅沢に選んで学べる点です。単独の学部だとその中だけで教育が完結しますが、「学環」という制度を使うことで、すべての学部の枠組みを越えて豊富な科目を集結。大学全体の豊かな知恵や施設をフル活用して学べるのが最大の特色です。

卒業後は、具体的にどのような進路や就職先がありますか?

企業のサステナビリティ部門や公務員、将来的には国際機関まで多彩です。いま、環境ルールに対応できる「文理融合の即戦力」を企業やコンサル業界が強く求めています。卒業後は企業総合職や行政で実社会の動かし方を学び、将来は国連や国際NGO、社会起業家を目指すロードマップを描けます。