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授業の紹介

2022/11/22

10月25日(火)「課題解決実践ゼミ」

みなさん、こんにちは。令和4年度課題解決実践ゼミ、メンターの宮崎愛斗(経法学部4年・ローカルイノベーター3期生)です。 本日は、第4回授業の様子をレポートします。

本ゼミは、観光人材の育成を目的に、東日本旅客鉄道株式会社長野支社(以下、JR東日本長野支社)との共同事業として令和2年度から開講されています。受講生は、例年机上での学びだけでなく、や駅にてフィールドワークを重ねるなどし、観光課題を実社会の中で見つけ出し、様々なミカタで解決策を探ります。

さて、第5回目の授業では「フィールドワーク・プランニング」と題して、11月3日に行われるフィ―ルドワークに向けた取組みが行われました。フィールドワークでは、チームごとに出て、事前に設定した課題について現状をレポートします。その準備として、まずはお互いの理解を深めようと、少人数で観光課題に関する以下のワークショップを行いました。

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《ワールドカフェ 》

テーマに対する関心共有を引き出すためのワークショップです。JR東日本長野支社より提案のあったテーマ(マイクロツーリズム・インバウンド・ポストコロナ)ごとにブースをつくり、少人数で意見交換を行いました。各ブースごと多様な「旅」を語り合う場となり、あたかもスタイルの異なる旅行をいくつもするかのごとく、受講生は興味関心のあるブースに繰り出しました。なお、ブースは5分おきの入れ替わり制。受講生は、「自分が関心を持ったテーマ以外の場所を訪れることで、違う視点からテーマを考えることができた」と振り返ります。

ワールドカフェの様子。JR東日本長野支社の社員さんにもご参加いただきました。

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《OSТ:Open Space Technology》

ワールドカフェを通じて、だいぶ打ち解けた様子の受講生。次は、テーマオーナーを設定して、フィールドワークに向けたワークショップ「OSТ」を行いました。勇気ある4名のテーマオーナーはブースをつくり、賛同してくれる参加者を待ちます。素晴らしいことに、どのテーマにも複数の受講生が集まりました。「徒歩では行きにくい距離にある観光地を自転車でめぐる」をテーマに掲げたブースでは早速、MaaS(移動サービスを複数組み合わせ、検索や予約、決済等を一括で行うサービス)アプリやレンタサイクルに目を向け、ディスカッションを繰り広げていました。

OSТの様子。テーマオーナーさんが率先して意見を発信します。

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林教授からは、ワークショップに際して、「自由な発想で!」・「質より量の勝負」・「 連想・相乗りOK」の三原則が示されました。受講生は制限時間内で思い思いに意見を出し合いました。模造紙には、ブースに参加した受講生のメモが残され、それを参考にする姿も。一人の意見が輪のように次々に広がっていく様子が印象的でした。

次回は、今回生まれた4つのチームで、フィールドワークに向け、計画を精緻化していきます。第6回授業レポートもお楽しみに!

(文責:信州大学4年ローカルイノベーター養成コース3期生 宮崎愛斗)