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授業の紹介

2021/11/24

11月9日(火)第7回「課題解決実践ゼミ」

みなさん、こんにちは。信州大学ローカルイノベータ―養成コース4期生・岸野です。

11月9日(火)第7回「課題解決実践ゼミ」についてレポートしていきます。

11月3日に行われたフィールドワークでは、それぞれのグループが立案したフィールドワークプランに基づき、各地に出かけました。

各グループのフィールドワークプランはこちら↓

A班:Water Trip‼ 松本市の水を活かした観光資源のめぐる!
B班:大町おさんぽ JR東日本長野支社×大町市観光協会連携企画「Go!Go!モバイルスタンプラリー」を体験!
C班:フィールドワーク~穂高駅~ 安曇野で「駅チカ」観光!?
D班:フィールドワーク~塩尻駅~ 塩尻駅、駅周辺の価値創造
E班:しもすわてくてく 来年度の御柱祭に向けて、下諏訪駅沿線の観光資源を探る!

授業では今回のフィールドワークでの「きづき」を各グループから発表してもらいました。実際に自分の目で見る、地域の方からお話を聞いてみるということを通して、どんな「きづき」があったのでしょうか?今回は松本の井戸めぐりを行ったA班を紹介します!



松本には井戸や湧水がいたるところに見られ、住民の方も水を汲みに来ています。松本の豊富な「水」を観光資源として活かせないか?A班は松本の水をめぐるエコツーリズム観光を実施。ペットボトルの利用削減のため、マイボトルを持参し、水分補給は湧水のみにするという制約で松本の井戸をめぐりました。そこでの「きづき」とは、井戸めぐりをすると、たくさん水を飲んでしまい、トイレが近くなる。しかし、「トイレの場所が松本の水巡りの地図にわかりやすく書かれていない」という問題点でした。

「誰がどのような目的で観光するのか」という視点を持つことにより、「きづき」や「問題」が見えやすくなるのではないでしょうか。昨年度は私も松本駅に初めて来た訪日外国人の目線でフィールドワークを行いました。そこできづいた問題とは、観光案内標識やバスの時刻表、車内アナウンスなど、日本語標記が殆どであり、多言語標記が少ないということでした。「これでは訪日観光客の方は困ってしまうのでは?」と思ったのです。

ミカタを変える、新たな視点でモノゴトを観察することで、「あ!そうだったんだ!」という新たな「きづき」や、「問題」が見えてくるのではないでしょうか。

今回のフィールドワークでの「きづき」をもとに、次回は、問題の深堀、課題解決のテーマ設定に挑戦します。次回もお楽しみに!

(文責:信州大学人文学部社会学分野2年 ローカルイノベーター養成コース4期生 岸野奏)