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授業の紹介

2021/10/19

10月12日(火)「課題解決実践ゼミ」

みなさん、こんにちは。信州大学ローカルイノベータ―養成コース4期生・岸野です。

今回は、第3回「課題解決実践ゼミ」についてレポートしていきます。
このゼミでは、東日本旅客鉄道株式会社長野支社(以下、JR東日本長野支社)と共同で授業を行います。

JRといえば「鉄道」。皆さんはそのようなイメージを持っていませんか?実は出版事業やバス事業、鉄道を起点に様々な事業を行っています。今回は中でも観光に焦点を当てて、JR東日本長野支社観光推進室の宮島さん、大日方さん、藤室さんに、観光事業を紹介していただきました。

JR東日本は、「地方を豊かに」という新たなビジョンを掲げています。
鉄道を単なる"移動手段"ではなく、"体験の場"と捉え、鉄道の空間や場所を利用しないと絶対に楽しめないような「地域を体験するシカケやサービス」を提供しています。

例えば、車窓からの景色の見え方で電柱を見えなくするなど、ちょっとした工夫なのですが、私自身もお話を聞いて「そんなシカケがあったんだ!乗って見てみたい!」と、感じました。

お話を聞くことで、観光事業はJR東日本の職員の皆様だけで創り上げるものではないということも分かりました。例えば、JRと地元の自治体や観光事業者で実施するディスティネーションキャンペーンがあります。この観光キャンペーンでは、地元をよく知る方々と連携して観光素材を取り上げ、その場所にどうすればお客様が観光に訪れるのか共に考える必要があるのです。

JR東日本長野支社では、お客様に楽しく地域を感じてもらうために、地域の人とつながることで、コロナ禍の新たな旅のカタチをつくろうとしていることを知りました。

JRの観光事業を知ることで、様々なアイデアがカタチにできる、実際に採用される可能性を知り、「何かやってみたい」という気持ちが高まりました。受講生とJR東日本長野支社がつながることで、学生の視点から新たに何が生まれるのか?とても楽しみですね。次回もお楽しみに!

(文責:信州大学人文学部2年ローカルイノベーター養成コース4期生 岸野 奏)