10/11(金) 「地域ブランド実践ゼミ」
みなさんこんにちは。信州大学ローカル・イノベーター養成コース2期生・浅川です。
第3回地域ブランド実践ゼミのレビューをしていきます。
本ゼミの実践フィールドワーク先は、長野県塩尻市。今回は市役所職員の山田崇さんから「塩尻市の在りたい都市像」をお話しいただきました。
全国の自治体の多くは10年間の「総合計画(長期戦略)」策定し、"都市像・地域ビジョン"を定めます。塩尻市の特徴は9年間で長期戦略を定め、3年間・1期で中期戦略・事業を見直しながら進めている点です。
現在は第5次総合計画(長期計画、2015年度~2023年度)中で、第2期中期計画(2018年度~2020年度)が進行中です。
都市像である「確かな暮らし 未来につなぐ田園都市」として、「30 年後にも"選ばれる地域"であり続けるために」。塩尻市では、生産年齢人口の定住を重点目標に、交流人口の増加や市民の生活満足度を高める取り組みに挑戦しています。
今回、ゼミ生が塩尻市の都市像実現に対して取り組むこと。
それまずは市民(一緒に取り組む人)になって、4つのテーマ(移住定住、松本山雅、えんてらす、森林)の問題を理解し、その解決に繋がるの中でなにか仕掛けづくりをする。その仕掛けで誰かにアクションしてもらう。そしてその行動が塩尻市にとって良い影響を及ぼす。という循環を創造することです。
まず、相手を動かすためには、このアクションまでのプロセスを十分に理解しなければいけないとのことです。
しかし、実際に行動してもらう、継続してもらうためには、このプロセスを実現する
ための仕掛けや仕組みも必要です。これを考えた時、僕自身は、身近な例として、フェアトレード(FT)のコーヒーのことが浮かびました。
販売者(仕掛け人)に、「FTのコーヒーは、アフリカの農家にしっかりと賃金が支払われている。農家はあなたがこの商品を買ってくれなければ十分な賃金が得られず、貧困で死んでしまう。だから買ってくれ。」と言われたとします。
消費者はFTの話を「聞き」「聴き」「理解し」「賛成し」するところまではたどり着くかもしれません。ています。
さて、あなたは行動としてこの商品を買いますか?
ともすれば、仕掛け人は賛成まで行けば、買ってもらえるだろうと満足してしまう事が多いですが、実際にはそうではないことが多いように思います。
私達は「行動してもらう」ことを目標に活動していきます。では、どうすれば「行動」する仕掛けや仕組みが創れるのか、それをこれからまた授業の中で学びながら、実践をしていきたいと思います。
それでは、また来週お楽しみに!
(文責:浅川雄介 信州大学経法学部2年、ローカルイノベーター養成コース2期生)