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授業の紹介

2019/10/11

10/04(金) 「地域ブランド実践ゼミ」

第2回 地域ブランド実践ゼミ(20191004)

【はじめに】
 暑い夏が終わり、秋を飛ばして冬に入ろうとしている長野県からこんにちは。
信州大学経法学部2年、ローカルイノベーター養成コース(以下、LID)2期生の浅川雄介と申します。
さて、信州大学は2か月間の夏休みが終わり、先週から後期の講義が始まりました。
そして1年生向けの教養ゼミナール「地域ブランド実践ゼミ」も9月27日に第1回、10月4日に第2回の講義が行われました。
私はこれから半年間、この講義の模様を学生の視点からレポートさせていただきます。

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【「地域ブランド実践ゼミ」の概要】
まずは、このゼミについて簡単に説明します。
日時:毎週金曜3時限目(13:00~14:30)2019年9月~2020年2月
主担当:林靖人
講師:山田崇、大島正幸
講義内容:
①地域 地域をフィールドに活動(長野県塩尻市との連携授業)。
②ブランド ブランドについての基礎知識、先行事例のケース学習。
③実践 地域自治体のリアルケースをアクションリサーチする。
④ゼミ ゼミナール形式であるため16人の少人数講義。

【なぜ塩尻なのか】
今年度で5年目を迎える地域ブランド実践ゼミ。初年度から外部講師として授業づくりに参画してきた山田崇さん(塩尻市役所地方創生推進課)から講義についてお話がありました。
日本は人口減少社会に突入し、特に地方では急激な少子高齢化、人口減少が予想されます。
塩尻市ではその減少を緩やかにすることによって、変化に対応することを目指しています。
信州大学は県内からの進学率が約25%にもかかわらず、卒業後に長野県内に就職する学生が約40%もいます。
学生に塩尻市の現状・課題感を伝え、塩尻含む県内への就職率をさらに高めることを目的に、塩尻市と信州大学は連携協定に基づき、連携事業として「地域ブランド実践ゼミ」は塩尻市をフィールドに活動していきます。

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【マインドセット】
地域ブランド実践ゼミで活動する上で重要なマインドセットの説明がありました。
・意見は全員違ってよいこと
・自分と違う意見を尊重すること
このゼミの話し合いは普段とは少し違うかもしれません。
ここでは、多数派が偉いわけではありません。一人一人の様々な意見が尊重されることによって新たな価値が生まれます。
半年でその考え方を身に着けていきます。

【4つのテーマ】
地域ブランド実践ゼミでは16人の受講生が4つのグループに分かれて、それぞれのテーマに対してリサーチ、プロジェクト立案、提案、実行を行います。
・森林公社
・えんてらす
・松本山雅
・移住定住
今年度は以上の4テーマで講義は進んでいきます。
それぞれのテーマごとにメンターが付き、学生に伴走します。
テーマについての詳細は次回以降の記事でご紹介できれば、と思います。

長くなりましたが、以上が第2回の講義の内容です。
次回以降は実施したワークショップを中心に、皆様にも講義内容をお伝えしていきます。

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すごく硬く、シラバスのような文章になってしまいましたので、最後は浅川の感想を書きます。

私は昨年度の本ゼミ受講生です。このゼミの半年間で私の考え方、活動、価値観は全てひっくり返されました。全力でゼミ活動に取り組みましたが、最終的な提案では満足のいくような結果は得られませんでした。しかし、私が得たものは文章にできないほど大きなもので、今の私を形作っています。
今年のゼミ生16人は、私の知り合いも数人いますが、とても意欲的で吸収力の塊です。この講義を通して彼らが塩尻のブランドをどうやって向上させるのか、そして彼ら自身のブランドをどう形作るのか。
すごく楽しみな浅川です。

半年間、受講生の活動と成長の記録をこの記事によって共有いたしますので、私の稚拙な文章にもお付き合いいただければ幸いです。

それでは、また来週お楽しみに!
(文責:浅川雄介 信州大学経法学部2年、ローカルイノベーター養成コース2期生)