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授業の紹介

2019/08/09

7/26(金)「地域活性化システム論」

第15回 地域活性化システム論(20190726)

最近、雲が厚くなってきました松本盆地から、浅川です。
地域活性化システム論も今回で15回目。

授業主担当である林靖人先生とローカル・イノベーター養成コース特別講師の大島正幸さんの2人がセッション形式で講義を進めました。

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まずは、第14回までの授業の振り返りを行いました。
この授業には、ゲスト講師が合計で8組来てくださいました。
例えば、第6回の授業に岡山から来てくださった「EVERY DENIM」の島田さん。
学生からは、「まだ若いのにご活躍されていて刺激になった」、「島田さんのように、大学生のころから自分の人生をかけるものを見つけたい」などの意見が。

各授業のインプット量がとてもとても多い地域活性化システム論だったので、振り返って再認知する時間が学生にとって有効だったように思えます。

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次に、最終回にして初!
講義の場を教室から外の中庭に移して、青空の下で行いました。
ここでは林先生から学生へ2つの質問がありました。「地域への物理的距離は?」、「地域への心理的距離は?」という質問です。
学生は、近ければ近いほど中庭の中心に、遠ければ中心から離れた外側へ動いて、自分の立ち位置でこの質問に答えました。

【学生の意見】
物理的距離が近い「今住んでいる場所も一つの地域だから、自分ととても近い存在」など
      遠い「地元が島根県で帰省に時間がかかるから遠い」など
心理的距離が近い「地元が好きで、今でもよく地元の友達と連絡を取っているので心の距離
は近い」など
      遠い「実家に帰りたいと思わない」など
大学生になって実家を出て1人暮らしを始める人が多く、そんな中で実家から離れたことで地域から離れた感覚を持つ学生が多いようです。
さらにこの「地域活性化システム論」の授業を通して、地域を身近に感じるようになったという人が増えました。

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授業主担当の林靖人先生は、地域=地方ではないと言います。
いわゆる都会であっても、その場所それぞれの伝統や、文化、人々が集まるコミュニティがあります。
その地域を活性化するリテラシーを学んできた学生たち。
ゲスト講師の皆さんは一足先に地域で活躍されていますが、受講生もいつの日かそれぞれの地域で挑戦ができることを願っています。

半年間、本当にお疲れ様でした。
(文責:浅川雄介 信州大学経法学部2年、ローカル・イノベーター養成コース2期生)