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2019/02/28

地域ブランド実践ゼミ まとめ

こんにちは。須藤です。

改めまして私は経済学部の4年で、毎度こちらのお知らせ記事を担当しております。

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さて、こちらで毎週授業の様子を報告してきました、「地域ブランド実践ゼミ」は、2/15の報告会をもって今年度は一つの区切りを迎えました。

そこで今回は、半年間のゼミのまとめ、および私が授業に関わった所感を記す回といたします。

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まずは改めてブランドゼミの概要を簡単に記します。このゼミは3年前から始まった大学と塩尻市による「塩尻の地域ブランド創造」をテーマとした1年生向けの授業です。15人程度の少数で展開され、主担当の林先生が扱うブランド論を軸にします。

さらに、実際に地域で活動等をされているゲストをお招きしワークショップを行ったり、それらを活かした塩尻でのインタビューや現地調査を行ったりと、「実践」的な活動がメインの内容となっています。

活動にあたっては、先生、塩尻市のみなさま、特別講師の方々による強力なバックアップがありました。ゼミ生がヒアリングに臨みやすいような環境を事前に整えていただき、ヒアリングや企画の段階でも細かくアドバイスをいただきました。

通常であればお時間をいただくだけでも大変な方々に毎週金曜日、そのほかミーティングの度にお越しいただき、ご指導をいただいたこと、本当にありがたいことでした。

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半年間のまとめとして恐れ多くも私が簡単に総括すると、ゼミ生が一定の自信を身につけられた場となったと感じます。

熱意や頭で考える力は半年前からすでにあり、初回のゼミではそのパワーに私が驚かされました。ただ、ゼミを通して実際に手足を使って塩尻という現地のフィールドで情報収集をし、チームごとに課題解決のためのプロジェクトを立ち上げる「実践」の段階まで形にすることができたと感じます。

報告会でのプレゼンテーションは、ヒアリング等自分たちがしてきた準備に自信があったからこその出来栄えだと思います。

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ゼミ生が自信をつけられた1つの要因としては、今年度初めて試みた、移住マッチングサービス「SMOUT」の活用が挙げられます。

「SMOUT」は移住や地域での活動に関心のあるユーザーが利用するウェブサービスで、当然学生のみならず一般の方も多く利用されています。

そのSMOUTで彼ら自身のプロジェクトを彼らの言葉によってページを作成し、一般ユーザーからの反応を伺うことで客観的な評価も含めることができました。より多くの目でプロジェクトを見てもらえたことは、計画を「実践」する上で大変重要ですし、ゼミ生にとっても大きな気づきが得られたように思います。

※SMOUTのリンクはこれまでの記事に掲載しておりますのでここでは割愛します。まだご覧になっていない方はぜひご参照ください。

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このゼミはローカルイノベーター養成コースのスタートアップという位置付けであります。

ブランドゼミで身につけた挑戦心などによって来年度以降も、そのコースで輝きを放ち、さらなる成長を見せてくれることでしょう。(上から目線で大変失礼します。)

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さて、私は自身が3年前にこのゼミを受講しており、今回は就職活動を終えた夏からインターンシップという形で、このゼミおよび塩尻市との共同研究に参加していました。

そこで、この半年、授業だけでなくその裏側も体験して感じたことを少しだけスペースを割いて記します。

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最も強く感じていることは、こうした就活後のインターンシップが大学4年目の過ごし方として大変有意義であり、意欲のある人の選択肢の1つとなってほしいということです。

授業後の共同研究の打ち合わせでは先生と塩尻市職員のみなさまとで研究の議論が専門用語を含みながら進み、そのスピードについていけないケースもありました。私は知識の少なさや考え方の至らなさを痛感し、4月から働くまでの過ごし方を再考するきっかけになりました。

また、働くことへの不安が大きかった私にとっては実際に働く人の仕事を間近で見ることで働くイメージが少なからず得られる機会にもなりました。

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大学生は就職活動前にインターンシップを行う人が多く、私も3年次に行ったことがありました。もちろんそれも大きな発見がありましたが、今回は就活を終えた4年時に行うことで見え方、見るところが変わっているという自覚がありました。

4年次の学生はやりたいこと、やるべきことも多いです。それでも、時間が許し、働くことへの意欲や不安がある人には、こういったインターンシップが1つの選択肢となると良いのではないかと感じます。

もちろん一般企業でのインターンシップでも同様だとは思います。ただ、地域ブランド実践ゼミやローカルイノベーター養成コースは、ゼミ生やそれに関わる大人まですべてが刺激的なので特におすすめできると思います。

と、最後に少しだけいい顔をしておきますね。

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これで私が担当する記事はすべて終了です。

読みづらいこともあったかもしれませんが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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須藤高矢

信州大学経済学部経済学科4年