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SURCAS宇宙システム部門 冨田研究室が、相模女子大学小学部で「コズミックレイ(宇宙線)VR」を用いた特別授業を開催しました。

宇宙システム部門 人材育成

2024年11月27日(水)、航空宇宙システム研究拠点(SURCAS)宇宙システム部門 冨田研究室が、子どもたちの宇宙研究への興味を向上させることを目的として、神奈川県相模市の相模女子大学小学部で、6年生77名を対象に「コズミックレイ(宇宙線)VR」を用いた特別授業を実施しました。
授業は、2023年末に航空宇宙システム研究拠点からも公表した「アマテラス粒子」に関する講義と、コズミックレイを霧箱やヴァーチャルリアリティー(VR)を用いて観察体験をする2部構成で行いました。霧箱では身の回りの自然放射線を実際に観察し、VR体験では超高エネルギーなコズミックレイと大気分子の反応によって作り出されるエアシャワー現象を体験しました。
 質疑応答では、「ブラックホールとコズミックレイの関係」や「実験地での生活について」など、幅広い内容の質問があり、子どもたちが宇宙研究へも広く興味を持っていることが伝わってきました。担当の先生からも「大人でも難しいような科学の話を児童全員が興味を持って話を聞いており、これは稀有なこと。」とありがたいコメントを頂戴しました。
 また、授業後には、子どもたち数名で「コズミックレイ・ダンス」を創作している様子が見られました。これまでには全くないような新しく柔軟な発想に素直に感動しました。