2024年3月1日(金)、航空宇宙システム研究拠点宇宙システム部門 冨田孝幸助教が、共同研究者の東京大学 宇宙線研究所博士課程1年の高橋薫さんとともに、子どもたちの宇宙研究への興味を向上させることを目的に、神奈川県横浜市の青山学院横浜英和小学校にて、４・５・６年生 約180名を対象とした「コズミックレイ（宇宙線）VR」を用いた講演・体験演習授業を行いました。
昨年11月に航空宇宙システム研究拠点からも公表しました「アマテラス（天照）粒子」に関する講演と、「アマテラス粒子」のような超高エネルギーなコズミックレイが大気との相互作用で引き起こす空気シャワー現象をVRで観察体験する２部構成となっており、子どもたちはVR体験を元に空気シャワー現象の大きさを予想しました。
子どもたちは難度の高い研究成果の講義に真剣に聞き入り、また、VR体験では楽しそうに空気シャワー現象を観察しました。授業内の質問コーナーでは多くの質問がありましたが、授業・給食後の休み時間にも多くの子どもたちが「アマテラス粒子」やコズミックレイに関して質問に来てくれました。５年生から専門性の高い空気シャワー発生のメカニズムに関する質問があり極めて印象的でした。
未来の宇宙科学者がたくさん育ってくれることを楽しみにしています。