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信州大学航空機システム共同研究講座修了生研究発表会を開催

人材育成 航空機装備品

2024年3月7日(木)、信州大学航空機システム共同研究講座修了生研究発表会が、(公財)南信州・飯田産業センターの企画・主催により、信州大学南信州・飯田サテライトキャンパス(エス・バード内)にて開催されました。

開会ご挨拶では、南信州・飯田産業センターの遠山昌和事務局長より、飯田の地で2年間勉学に励んだ学生諸君に温かいエールを頂戴し、また、信州大学航空機システム共同研究講座責任教員の天野良彦教授からは、学生たちを手厚くご支援くださった信州大学航空機システム共同研究講座コンソーシアム様への感謝の辞が述べられました。

今年度は、本講座開講以来、最多の9名(10名のうち1名欠席)が発表するという、大変中身の濃い発表会となりました。1人1人の発表の後には、聴講者から研究内容について専門的な質問や、アドバイスをいただきました。【発表者および研究テーマについては以下を参照】
全員の発表後、信州大学航空機システム共同研究講座コンソーシアムの熊谷秀夫副会長より、研究内容の講評と、併せて社会人生活スタートへの応援の言葉を頂戴しました。また、会の締め括りとして、航空宇宙システム研究拠点長の佐藤敏郎教授から、コンソーシアム様、産業センター様、学生諸君、それぞれに向けお礼の挨拶がありました。

今回で6回目を迎えた本発表会は、講座の取組内容と修了生の研究成果を、企業や社会の皆様に広く知っていただける良い機会となるとともに、社会へ巣立つ修了生にとって心を新たにする素晴らしい場となりました。

【修了生発表内容】 (発表順)
・太田 瑛久さん「航法アルゴリズム評価システムの構築」
・小原 知行さん「有翼サブオービタル宇宙機の帰還誘導フェーズにおける誘導則設計と評価」
・渡邉 兼大さん「コックピット画像解析による飛行状態推定」
・平 智宏さん「ティルトウィング型VTOL無人機のエンジン故障時における安全性解析」
・軽部 勇亮さん「小型航空機の運航安全に向けたHMDシステム~フラップレバーの状態判定技術の研究~」
・清水 大市さん「小型ドローン用の最適プロペラの設計」
・菅沼 周さん「無人航空機搭載に向けたミリ波レーダによる障害物回避システムの検討」
・彦坂 岳志さん「航空機用磁気粘性流体ブレーキ実装のためのブレーキの設計と航空機モデルの作成に関する研究」
・森下 直輝さん「航空機用多極形渦電流ブレーキのブレーキトルクと駆動回路に関する基礎研究」
・舟木 迪朗さん「航空機用面対向型渦電流ブレーキの制動トルクと熱に関する研究」(欠席)