2023年10月6日、王立工科大学（スウェーデン）のAlfredsson名誉教授による「流体工学に関する特別講演会（ホスト教員；松原 雅春 教授（SURCAS航空機システム部門長、工学部機械システム工学科）」を、昨年に引き続き開催しました。
Alfredsson名誉教授は、流体工学について実験的アプローチを中心に研究しており、特に乱流制御やその工学的応用についての多くの実績を残されている研究者です。
講演は、「FLOW@KTH and rotating bodies」と題して行われました。
はじめに、KTH、応用力学科、FLOW研究所の紹介、次に流体物理研究室における回転流に関する流体研究に焦点をあて、説明が行われました。
後半は、回転円盤や円錐上の流れに関する基礎的な研究について、歴史的な背景を踏まえつつ、当該研究室における最近の成果を踏まえて概観。絶対不安定性、対流不安定性、クロスフロー不安定性、遠心不安定性、回転円盤境界層におけるさまざまな不安定メカニズムについて講演されました。
なかなか聴講する機会のない研究分野の講演に、約30名の学生諸君、教職員は熱心に聴き入りました。