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NEDO「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト(Realization of Advanced Air Mobility Project:ReAMoプロジェクト)」に採択されました

航空機装備品 航空機システム部門

採択課題名:次世代空モビリティの電動推進システムの設計・製造承認に向けた環境試験技術の
      研究開発

代 表 者:航空宇宙システム研究拠点航空機システム部門 副部門長 柳原 正明 特任教授

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する本プロジェクトは、次世代空モビリティについて、【1】次世代空モビリティの安全性向上・高性能化のための、機体性能を適切に評価する性能評価手法の開発、【2】操縦者が1人で複数のドローンを安全に運航する「1対多運航」を実現するための要素技術と当該技術に対する性能評価手法の開発、【3】低高度空域を飛行するドローンや空飛ぶクルマと航空機がより安全で効率的な航行を行うために必要となる運航管理技術の開発を連携して行います。

航空宇宙システム研究拠点航空機システム部門では、我が国の航空装備品メーカの最大の弱点と言われている認証技術を含む、装備品産業での即戦力となり得る人材の育成を進めています。また、航空装備品に係る出口志向の研究を、航空装備品メーカとの共同研究の形で推進しており、2017(平成29)年度以降、2件の「戦略的基盤技術高度化支援事業」にメーカと連名で応募、採択され、成果をあげています。

この度、信州大学を代表機関、株式会社デンソー及び多摩川精機株式会社を共同提案者,再委託先を公益財団法人 南信州・飯田産業センター及び公益財団法人 福島イノベーション・コースト構想推進機構としてNEDO公募事業に応募し、「次世代空モビリティの電動推進システムの設計・製造承認に向けた環境試験技術の研究開発」が2022年8月9日に採択されました。本課題は、空飛ぶクルマなどの次世代空モビリティ実現のキーとなる装備品である電動推進システムの認証に必要となる安全証明において極めて重要である環境試験技術(試験環境及び試験手順)を国内で確立、それを国際標準化団体において提案し、業界標準として採択されることを目指しています。2022(令和4)年度~2026(令和8)年度までの5年間の期間にわたって推進されていく予定です。
NEDO公募事業の詳細は以下のサイトをご覧ください。
参考:NEDO Webサイト
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101564.html