運用構想図

採択課題名：ミリ波レーダとＧＰＳ／ＩＮＳ技術の融合により実現する山岳物資輸送用無人ヘリの開発

大学代表者：航空宇宙システム研究拠点航空機システム部門　小松　勝彦 助教

本支援事業は、「中小企業の特定ものづくり基盤技術及びサービスの高度化等に関する指針」（以下、「高度化指針」という。）に基づき、特定ものづくり基盤技術及びIoT、AI等の先端技術を活用した高度なサービスに関する研究開発や試作品開発等の取組を支援し、中小企業のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を通じて、イノベーションによる我が国製造業及びサービス業の国際競争力の強化を図ることを目的としています。

具体的には、中小企業者等が大学・公設試等の研究機関等と連携して行う、事業化につながる可能性の高い研究開発、試作品開発及び販路開拓への取組を最大３年間支援するものです。
航空宇宙システム研究拠点航空機システム部門では、長野県航空機システム電動化プロジェクトの一環として「山小屋物資輸送用無人航空機の開発」に安心安全な航空機実現のため、ミリ波レーダ技術等で参画してきましたが、今年度より、より具体的な事業化へ向けて経済産業省の本支援事業へ「ミリ波レーダとＧＰＳ／ＩＮＳ技術の融合により実現する山岳物資輸送用無人ヘリの開発」として応募し採択されました。

本事業では、公益財団法人長野県産業振興機構(NICE)を事業管理機関とし、主たる中小企業者として株式会社クエストコーポレーション、連携している大学・公設試等として長野県工業技術総合センター、信州大学の体制で、特定ものづくり基盤技術の高度化を図るため、川下分野特有の課題及びニーズに対応して、ＧＰＳの途絶や山岳地域特有の様々な環境に対応できる安全性及び信頼性の高いミリ波レーダとＧＰＳ／ＩＮＳ技術を融合する山岳物資輸送用ヘリを開発するものです。さらに事業化計画として、山岳物資輸送のみならず、過疎地・離島への物資輸送、自治体、各都道府県消防防災、電力会社、測量・建設会社のニーズにも対応していく事としています。
今後、2024（令和6）年度までの3年間の期間にわたって研究開発が推進されていく予定です。

長野県産業振興機構での発表は以下のサイトをご覧ください。

参考：長野県産業振興機構のWebサイト
https://www.nice-o.or.jp/info/info-24663/

長野県無人航空機開発支援構想紹介
https://www.youtube.com/watch?v=Wgf16_OGWNg

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