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2021.11.27(土)令和3年度信州大学航空宇宙システム研究拠点年次シンポジウムを開催しました
当研究拠点は、前身の航空宇宙システム研究センター発足時の平成28年に第1回目のテイクオフシンポジウムを開催、その後毎年開催し、本年で6回目を迎えました。
今回は、諏訪圏6市町村の教育委員会にご後援いただき、航空宇宙分野の技術者・研究者となる次世代人材の発掘・育成を願って小学校高学年及び中学生を対象に「航空宇宙」の魅力を伝えるアウトリーチ活動を主眼として開催しました。
共催いただいた岡谷市の今井竜五市長からは、人材育成や航空機産業への支援の期待と応援のお言葉を頂戴し、その後引き続き、佐藤敏郎副拠点長による拠点紹介と、研究内容を展示、また、長野県並びに県営松本空港の展示コーナーで、それぞれの取組も紹介しました。
招待講演(オンライン)は、"宇宙探査のお仕事をのぞいてみよう"と題して、JAXA宇宙探査イノベーションハブ研究開発員の 須藤真琢 氏より、宇宙の不思議や宇宙開発について、日常生活における身近な例をあげて紹介いただくとともに、月探査や月面基地など最新の宇宙探査にかかわる仕事について、わかりやすく丁寧に解説いただきました。
材料実験と工作教室には22名の小中学生が参加。当拠点の 中山 昇 准教授の指導による材料実験では、人工衛星やロケットに使われている材料の重さを測ってそのひみつを考え、同じく当拠点の曽根原 誠 准教授の指導による工作教室では、永久磁石を使って工作と実験を行い誘導現象を学びました。
コロナ禍の中、開催が危ぶまれましたが、各方面の皆さまのご協力のもと、小中学生29名を含む総勢81名の方にご参加いただき、大変盛会なシンポジウムとなりました。
なお、コロナウィルス感染防止策として、主会場のほかにオンラインサブ会場を設け、また、長野(工学)キャンパス教職員には、長野市からオンラインで聴講いただく体制とし、入場時にはマスクの着用、手指消毒をご案内し、検温を実施しました。皆さまには、多大なご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
〇会場:岡谷市本町1-1-1 テクノプラザおかや1階大研修室兼展示場
〇主催:信州大学先鋭領域融合研究群 航空宇宙システム研究拠点
〇共催:岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村、NAGANO航空宇宙産業クラスターネット(共同事務局:長野県、(公財)長野県テクノ財団、(公財)南信州・飯田産業センター、NPO諏訪圏ものづくり推進機構、(公財)長野県中小企業振興センター)
〇後援:内閣府宇宙開発戦略推進事務局、信州大学みらい産業共創会、岡谷市教育委員会、諏訪市教育委員会、茅野市教育委員会、下諏訪町教育委員会、富士見町教育委員会、原村教育委員会