信州大学とJAXAは、これまで両機関が行ってきた教育研究協力の成果を踏まえ、連携大学院方式による協力を行うこととし、2021年2月1日に協定を締結しました。

　高度な研究水準を有するJAXAの研究環境を活用して，本学で実施する研究の一部をJAXAの研究者が直接，主指導教員として研究指導することにより、スムーズな技術の受け渡しを実現し、本学大学院総合医理工学研究科（博士課程）並びに総合理工学研究科（修士課程）における教育研究活動を一層充実させ、当該研究科所属学生の資質の向上を図るとともに、JAXAの研究活動を推進し、その成果・普及を更に促進することにより、我が国の宇宙科学及び宇宙航空技術分野の発展に寄与することを目指します。

　本学は、2017年4月に南信州・飯田サテライトキャンパスを開設し、同時に航空機システム共同研究講座を開講しました。当共同研究講座は航空宇宙システム研究拠点（SURCAS）と連携し、長野県内、さらには我が国の航空機装備品産業の活性化、地方創生への貢献、並びに研究成果を社会実装する若手人材の育成を目的として研究開発を推進しており、総合理工学研究科の学生が共同研究講座専任教員の下で研究指導を受け、修学に励んでいます。

当面は、主に総合理工学研究科工学専攻航空機システム分野横断ユニットの学生をJAXAに派遣し、航空機システム（航空装備品システム）分野の研究指導を受けることとしています。

国立大学法人信州大学と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構との連携大学院教育の実施に関する協定書