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2020.11.28(土)令和2年度信州大学航空宇宙システム研究拠点年次シンポジウムを開催しました。

航空機装備品 人材育成

当研究拠点は、前身の航空宇宙システム研究センターの時代を含めて通算で5回目となるシンポジウムを開催しました。今回は、新しい企画として、航空分野の技術者・研究者となる次世代人材の発掘・育成のため、長野県南信州広域連合14市町村の教育委員会に特別に後援いただき、主に小学校高学年及び中学生を対象に「飛行」の魅力を伝えるアウトリーチ活動を展開しました。佐藤敏郎副拠点長による拠点紹介と研究内容の展示、同時にエス・バード、長野県、県営松本空港の展示コーナーで、それぞれの取組も紹介させていただきました。
共催いただいた信州大学航空機システム共同研究講座コンソーシアムの佐藤 健会長様(飯田市長)、後援いただいた経済産業省関東経済産業局の勝本光久産業部長様からは、人材育成や航空機産業への支援の期待と応援のお言葉を頂戴しました。
招待講演では、「飛行機のお話」と題して、日本航空ESG推進部シニアマネジャーの阿部泰典様より、飛行機に関する基本的な解説から、その仕組みや構造まで、JAL機の映像を交えて、わかりやすく丁寧に解説していただきました。質問コーナーでは子どもたちからたくさんの質問の手があがり、充実した学びの時間となりました。
飛行機教室では、「飛行機はどうして飛ぶの?」と題し、信州大学航空宇宙システム研究拠点航空機システム部門長の柳原正明教授より、飛行機について、より具体的に解説いただき、その知識を活かして模型飛行機を制作しました。航空機システム共同研究講座の学生も応援してくださいました。最後に、全員で飛行テストを行い、「飛距離ナンバーワン」「滞空時間ナンバーワン」の模型飛行機制作者には、会場から称賛の拍手が送られました。

コロナ禍の中、開催が危ぶまれた本シンポジウムでしたが、各方面の皆さまのご協力のもと、小中学生21名、保護者含め大人の参加者72名、計93名に参加いただき、大変盛会のうちに終了することができました。当日は、会場を500名定員の大ホールとし、参加予定の皆さまには事前登録をお願いしました。入場時にはマスクの着用、手指消毒をご案内し、検温を実施しました。皆さまには、多大なご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。


会場:長野県飯田市座光寺3349-1 エス・バードA棟ホール
〇主催:信州大学先鋭領域融合研究群 航空宇宙システム研究拠点
〇共催:信州大学航空機システム共同研究講座コンソーシアム(長野県、南信州広域連合、飯田市、多摩川精機(株)、八十二銀行、飯田信用金庫、長野銀行、長野県信用組合、(公財)南信州・飯田産業センター)、信州大学みらい産業共創会(旧信州大学ものづくり振興会)
〇後援:経済産業省関東経済産業局、長野県テクノ財団、NPO諏訪圏ものづくり推進機構、
長野県南信州広域連合14市町村教育委員会(飯田市、松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村)