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航空機システム共同研究講座の菊池良巳教授がICSMM2017ベスト発表賞を受賞
航空機システム共同研究講座の菊池良巳教授（航空宇宙システム研究センター航空機システム副部門長）がICSMM2017ベスト発表賞を受賞しました。
ICSMM2017（2017 International Conference on Sensors, Materials and Manufacturing）は、11月24日～26日、CBEES-CMS（香港化学生物環境工程協会-化学材料分部）の主催により、南華大学（台湾）で開催されました。
発表題目・著者は、"Improvement of Thermal Radiation Characteristic of AC Servomotor Using Al-CNT Composite Material, Yoshimi Kikuchi, Hiroyuki Wakiwaka and Masaaki Yanagihara"で、航空機システム共同研究講座の柳原正明教授（航空宇宙システム研究センター航空機システム部門長）と脇若弘之工学部特任教授の共同研究によるものです。発表の内容はカーボンナノチューブ（CNT）が25 wt %以下のAl複合材料の開発に成功し、熱伝導率が従来のAl材料に比べ2倍以上の特性が得られ、Al-CNT複合材料をステータ枠に応用することによりモータの放熱特性の改善に成功したものです。なお、本研究の成果は、Journal of Institute of Physicsに掲載される予定です。
今回の成果が航空機装備品システムの要素技術として今後広く応用されることが期待されます。