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センター長 挨拶

センター長 西 一夫
センター長 西 一夫

信州大学高等教育研究センターは、本学における体系的な教育課程の構築を支援するとともに、高等教育の質保証に係る戦略及び教学関係の計画遂行のための手法に関する研究開発を行うことを大きな目的として掲げています。

現在進行中の第4期中期計画において本学が掲げる教育に関する目標「信州を学び、未来を拓く人材の養成」の実現に向けて「教授から学習への転換」「学生の能動的・主体的学びの推進」「学修成果重視への転換」という基本方針を標榜し、本センターが中心となって各部局と緊密な連携体制を構築して高等教育の質保証の実現に向けて継続的に取り組んできました。具体的な内容としては「個別の授業の充実・改善」「教員チームによる各課程のアセスメント体制の構築」「ポートフォリオシステムによる『学びの履歴書』の構築」の4点です。また教学IRの基盤整備も鋭意進行中です。

教育の質保証の実現を大きな柱とし、中期計画の関係項目の把握、計画実現の支援、情報戦略及び評価に対応するデータ収集などがあります。さらに全学的なFD(ファカルティ・ディベロップメント)の企画と各部局でのFD実施の支援。加えて本学が加盟する高等教育コンソーシアム信州における教育活動を推進して参ります。

このような業務を推進するにあたり、アドミッションセンター、e-Learningセンター、環境マインド推進センター、グローバル化推進センター、学生総合支援センター、学生相談センター、キャリア教育・サポートセンター等の各組織と連携しつつ、教職員や各部局との関係構築に尽力いたします。

学びの質は時代によって異なりますが、普遍的な面もあります。人口に膾炙する名句として「古の学ぶ者は己の為にす、以て足らざるを補ふなり。今の学ぶ者は人の為にす、但能く之を説くなり」(北斉の顔之推『顔氏家訓』勉学篇)があります。学びを修めようとする基本的な姿勢が説かれています。さらに学ぶことを比喩的に「夫れ学ぶ者は、なほ樹を種ふるがごとし、春は其の華を玩び、秋は其の実を登る。文章を講論するは、春の華なり、身を修め行ひを利するは、秋の実なり」(同上)と述べます。信州で学ぶ春秋に富む学生諸君の教育を真摯に支えて参ります。

本学の教育の質保証システムを円滑に機能させ、高等教育の質向上並びに業務の実施には、関係各位のご理解・ご協力が必須です。関係各位のご協力をよろしくお願いします。