お知らせ

令和7年度 メンタルヘルス講演会のお知らせ

2025.08.04 ご案内

 メンタルヘルスに関する理解を深めるため、以下のとおりメンタルヘルス講演会を開催します。参加を希望する方は、申込フォームにアクセスし、お申込ください。

開催日時

令和7年9月2日(火) 15:00~16:00

場所

中央図書館 2階 セミナー室 (松本市旭3-1-1)

演題

21世紀のアイデンティティ形成の課題と対策

【講演概要】                                 アイデンティティ形成・維持に関するモデルとして教育領域や精神保健領域で広く知られているのは、心理学者のE.H.エリクソンと、そのアイデンティティ論かと思います。彼の著書は、通文化的に読めるよう相当な注意が払われていますが、20世紀中頃に著された時代的制約がないわけではありません。本講演会では、人的流動性が高まり、家族機能や共同体機能もすっかり変容した21世紀におけるアイデンティティの課題について、その後の研究や社会学的知見も踏まえながら現状を論じてみます。青少年に限らず、今日、アイデンティティの形成・維持は前世紀以上に難しい課題になっている、というのが演者の考えです。

講師

精神科専門医・精神保健指定医 熊代 亨 先生

【講師略歴】                                 1975年生まれ。精神科専門医、精神保健指定医。信州大学医学部卒業。ブログ「シロクマの屑籠」にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。著書に『ロスジェネ心理学 生きづらいこの時代をひも解く』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(花伝社)、『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)、『認められたい』(ヴィレッジブックス)、『「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?』『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』『何者かになりたい』『ないものとされた世代のわたしたち』(イースト・プレス)、『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』(大和書房)、『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』(ハヤカワ新書)などがある。

対象

本学教職員、長野県内の精神保健に携わる方々

申込方法

8月25日(月)までに、以下の申込フォームより申し込んでください。

申込フォーム

その他

  • 後日、eALPS教職員サイトにてアーカイブ配信予定です(別途通知、学内限定)。

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