令和8(2026)年度支援
研修先:マレーシア 実施部局:グローバル化推進センター 研修期間:2026年8月30日 ~ 9月9日 11(日間) 参加者数:13(人)
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日本とマレーシア・インドネシアの交流ダイナミクス~社会課題解決型共修プログラム
本研修は、信州大学の学生がマレーシア及びインドネシアにおける大学、企業、政府関係機関等を訪問し、現地学生との国際共修や社会・文化・経済に関する体験的学習を通じて、グローバル社会で活躍するための知識、能力、態度を養うことを目的として実施しました。2026年8月17日からの約4週間にわたり、前半はオンラインによる国際共修、後半は両国での現地研修を企画しました(火山の噴火により、インドネシア訪問は見送りとなりました)。
オンライン研修では、信州大学とマレーシアプトラ大学(UPM)の学生が混成チームを編成し、「日本とマレーシアの高校生向け修学旅行プランを開発する」をテーマとする協働プロジェクトに取り組みました。英語を共通言語として調査、議論、資料作成、成果発表を行うとともに、タンデム型学習を通じて互いの言語や文化を学び合いました。これにより、異なる言語・文化的背景を持つ学生との協働経験を積み、実践的な英語運用能力や異文化コミュニケーション能力の向上を図りました。
現地研修では、マレーシアのUPMやマレーシア日本国際工科院(MJIIT)を訪問し、教育・研究活動への理解を深めました。また、帝京マレーシア日本語学院での交流を通じて、日本語教育、日本留学について学びました。さらに、プトラジャヤやクアラルンプール市内の視察、JETROクアラルンプールへの訪問を通じて、多民族・多宗教社会の文化的多様性や東南アジアの経済発展について理解を深めました。
本研修を通じて得られた成果として、第一に、実践的な外国語運用能力と異文化理解力の向上が挙げられます。第二に、国籍や文化の異なる他者と協働し、課題を発見・分析・解決する能力の育成につながりました。第三に、東南アジアの社会・経済・文化及び日本との関係について、多面的な理解を深めることができました。さらに、海外での生活や現地機関での活動を通じて、主体性、適応力、問題解決能力を養うとともに、今後の海外留学や国際的なキャリア形成に向けた意欲を高める機会となりました。
【学生の声①】
オンラインパートと現地渡航パートを通して、異文化理解や多文化共生について深く考えることができました。このような国際的な学びは、寛容さや柔軟さ、多面的な考え方などを身に付けることができるため近年重要視されていることは言うまでもないが、この授業での学びを単なる一回限りの学びとして終わらせず、今後のグローバルな学びに生かしていくために私は今回の授業内容を異文化理解の基本姿勢とすることに決めました。授業では事前学習と現地の人との交流を行うオンラインパート、現地渡航パートの両側面からマレーシアという国についての理解を深めました。今まで述べてきたように、それぞれのパートには文化を超えたコミュニケーションの在り方や、現地渡航でしか得られない経験など、それぞれの異文化理解についての学びがあり、またこの二つのパートを組み合わせることで異文化について主体的に考察するという経験を得られました。短い期間ではあったが、内容が濃く効果的な異文化理解のプロセスを体験できました。そのため、この授業で行ったプロセス、すなわち1。事前学習、2。現地の人との交流、3。現地渡航での気づき、4。主体的な考察を今後の異文化体験・理解に応用していきたいです。
【学生の声②】
今回の研修を通して、私は単にマレーシアの文化や生活を知るだけでなく、日本との違いを比較しながら、その背景にある宗教、産業などについても知ることができました。また、実際に現地の人と交流するなかで、コミュニケーションは完璧な英語を話そうとするよりも、相手に伝えようとする気持ちが大切だと実感しました。さらに、異なる文化を持つ人々と関わることができたことで、自分の常識を当たり前のものとして捉えるのではなく、相手の立場から考えることの大切さも学びました。この経験を今後の大学での学習や友達との交流にも生かしていきたいと思います。
