令和8(2026)年度支援
研修先:マレーシア 実施部局:理学部 研修期間:2026年8月28日 ~ 9月5日 8(日間) 参加者数:11(人)
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2026年度 マレーシア学術・文化グローバル交流プログラム
本プログラムでは、マレーシア・プトラ大学(UPM)との交流を通じて学生の国際的視野を広げ、異文化理解と学術交流を深めることを目的に、学術・文化・産業・自然環境を幅広く学ぶ海外研修を実施しました。多民族・多文化社会であるマレーシアを舞台に、UPMの学生・教職員との交流を軸として、現地でなければ得ることのできない多様な価値観や学びに触れる機会となりました。
研修前半では、世界遺産都市マラッカを訪問し、歴史や文化について学ぶとともに、現地の日本語学校を訪問しました。日本語を学ぶ現地の学生との交流を通じて、日本や日本文化が海外でどのように受け止められているのかを知る貴重な機会となりました。UPM工学部で開催された研究セミナーでは、現地研究者による講演に加え、信州大学とUPMの学生がそれぞれの文化や大学での学修・研究内容について英語で発表し、質疑や意見交換を行いました。専門分野や文化的背景の異なる学生同士が互いに学び合うことで、国際的な環境で自らの考えを発信する力を培いました。
後半には、マレーシアパーム油庁(MPOB)や味の素マレーシア工場を訪問し、マレーシアを代表する産業と環境との関わりについて学びました。また、UPM森林環境学部の演習林では、熱帯林の自然環境や研究活動について現地教員・学生から説明を受け、フィールド巡検を通して熱帯地域ならではの自然や研究現場を体験しました。さらに、国際ワークショップにも参加し、研究者や学生との交流を通じて、大学における教育・研究が国境を越えて展開されていることを実感する機会となりました。
研修期間中は、UPMの学生が本学学生のサポートにも加わり、日々の活動や生活を共にする中で、学生同士の交流が深まりました。研修終了時には、本学学生から「あっという間だった」「まだ日本に帰りたくない」といった声も聞かれ、短期間ながらUPMの学生や教職員との間に強いつながりが生まれました。
理学部では、海外大学との教育・研究交流を基盤として、学生が実際に海外へ出て、多様な文化や価値観に触れながら学ぶ機会の充実を進めています。本プログラムも、これまで積み重ねてきたUPMとの研究・大学間交流を学生教育へと発展させた取組の一つです。今後は、UPM学生の信州大学(理学部)への受入れも含め、双方向の学生交流へと発展させることで、継続的な国際共修の機会を創出し、世界を舞台に学び、活躍できる学生の育成につなげていきます。
【学生の声①】
私は今まで海外に行ったことがなく、日本では味わえない経験を積みたいと考え、本プログラムに参加しました。英語が苦手で、最初は現地の方とのコミュニケーションに苦労しましたが、少しずつ会話ができるようになり、とても充実した経験になりました。次に海外に行く機会があれば、もっと積極的に交流できるよう、英語で話す力を伸ばしたいと思います。また、現地のトイレにはトイレットペーパーがなく、ホースで洗浄する方式で、有料の施設もありました。シャワーもお湯ではなく水のみでした。他にも日本と違う点が多くありましたが、不便というより、日本の「当たり前」が世界共通ではないことを実感する貴重な機会となりました。
【学生の声②】
今回のマレーシア研修プログラムを通して、コミュニケーション能力の向上を感じました。英語力に自信はありませんでしたが、UPMの学生と交流する中で、自分の力で何とか伝えようとする姿勢や、相手の言っていることを理解しようとする力を身につけることができました。また、多民族国家であるマレーシアで、異なる文化や宗教を持つ人々が共に生活していることを知り、互いの違いを受け入れる文化の寛容さを学びました。さらに、研究者による発表を聞くことで、研究がどのようなものなのかを具体的にイメージすることができました。今回の経験を今後の学びに活かし、言語力や異文化理解をさらに深めていきたいです。
