令和7(2025)年度支援
研修先:韓国 実施部局:経法学部 研修期間:2026年2月27日~3月4日 6(日間) 参加者数:7(人)
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少子高齢化社会における東アジア社会のSDGsに関する研修
本学では、学生の国際的視野の涵養と実践的な課題解決力の育成を目的に、海外フィールドワークを積極的に展開しています。本プログラムでは、韓国の主要4都市を巡り、都市構造や地域再生、グローバル都市の発展について多角的に学びました。1週間で4都市を訪問するなか学生たちは現地での観察と対話を通じ、理論と実践を結びつける貴重な経験を積みました。 釜山では、港湾を基盤として発展してきた海洋都市の特徴を実地に確認し、商業や物流のダイナミズムを学びました。大邱では、近代期以降の都市形成の過程や歴史的背景を踏まえ、地方中核都市が抱える課題と可能性について理解を深めました。全州では、地域事業者と投資家を結びつけるアクセラレーターや都市研究機関を訪問し、多様な主体が関わる地域づくりの実践に触れるとともに、現地大学生との交流を通じて多角的な視点を獲得しました。 さらに、首都ソウルでは、世界都市としての規模がもたらす影響力やブランド力、技術発信力を体感しました。大学訪問では、学生同士が英語で専門的な議論を行う姿に触れ、グローバル人材に求められる高度な言語運用能力の重要性を強く認識する機会となりました。参加学生からは「専門的内容になると自分の意見を十分に表現できず、実践的な英語力の必要性を痛感した」との声が寄せられ、語学力と専門性を結びつけた学びへの意欲が高まりました。 本研修を通じて学生たちは、韓国社会を従来とは異なる視点から捉えるとともに、自身の課題や将来像を見つめ直す契機を得ました。「都市の規模がもたらす影響力を実感し、将来の進路として海外で働く可能性を具体的に考えるようになった」との感想にもあるように、本プログラムはキャリア形成にも大きな示唆を与えています。 今後も本学は、こうした実践的かつ国際的な教育機会を通じて、変化する社会に対応し得る人材の育成に取り組んでまいります。
【学生の声①】
初日に訪れた釜山では、港湾を中心に発展してきた海洋都市としての特徴を実際に確認することができました。続いて訪れた大邱では、近代期における韓国の都市形成や歴史的背景について理解を深めることができました。全州では、地域の事業者と投資家を結びつけるアクセラレーターや都市研究の専門機関の方々に加え、自身が留学していた全北大学の学生とも交流する機会を得ました。これにより、多様な立場から地域づくりに関する考え方を学ぶことができました。最後に訪れたソウルはアジア有数の世界都市であり、地方都市を中心に生活してきた自分にとって、都市の規模がもたらす影響力やブランド力、技術発信力を実感する機会となりました。
今回の研修は、これまでの渡韓経験とは異なる視点から韓国社会を捉える契機となりました。また、自身のキャリアを考える上でも、「韓国で働く」という選択肢について改めて考えるきっかけとなりました。今後は、この経験を進路選択や将来の可能性を広げるために活かしていきたいです。
【学生の声②】
まず1つ目に、3日目に行われた大邱での巡検において、韓国の歴史的建築物を実際に見学した経験が大きかったです。その際、これまで自分が持っていた歴史認識の浅さを強く実感しました。特に、日本と韓国の関係については断片的な知識しか持っておらず、日本が過去にどのような立場で韓国と関わってきたのか、その歴史的経緯を十分に理解していなかったことに気づかされました。現地で説明を受けながら見学することで、韓国がどのような歴史を経て現在の発展に至ったのかを再認識することができ、歴史を学ぶことの意義を改めて強く感じました。
2つ目に韓国と日本社会の共通点と相違点については、実際に現地で生活の一端に触れたことで具体的に理解することができました。共通点としては、都市の規模や人口密度が近いことから、都市部における過密問題や満員電車の発生など、日本と同様の都市課題を抱えている点が挙げられます。また、現地の学生との交流を通じて、日本のアニメや音楽、ファッションなどの文化が韓国社会に広く受け入れられていることを実感し、文化的な距離の近さにも驚かされました。一方で相違点として強く印象に残ったのは、社会における競争の激しさでした。受験や就職に対する意識が日本以上にシビアであり、それに伴って教育に対する熱意や投資も非常に高いと感じました。この違いは、社会構造や価値観の違いを反映していると考えられ、非常に興味深かったです。
3つ目に英語学習の重要性について、ソウル大学の学生との交流を通じて強く実感しました。ソウル大学は韓国でもトップレベルの大学ですが、学生たちの英語運用能力は非常に高く、日常会話にとどまらず専門的な内容についても流暢に議論していた点が印象的でした。私自身も留学経験を通じて英語を学んできましたが、専門的なテーマになると自分の意見を十分に表現できず、議論の深さにおいて差を感じ、悔しさと同時に課題意識を持つこととになりました。この経験から、グローバル人材として活躍するためには、単なる語学力にとどまらず、専門知識と結びついた実践的な英語力が必要であると強く認識しました。
以上の3点が今回の研修で得た主な学びですが、これらの経験を通じて、自身の現在の立ち位置や課題を客観的に見つめ直すことができた点も大きな収穫でした。今後は今回得た気づきを一過性のものにせず、継続的な学習と行動につなげていきたいです。最後に、本研修に参加するにあたりご支援いただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

