Scholarships for Studying Abroad
海外留学のための奨学金

児童生徒の創造的思考力を育む クリエイティブ・ラーニングの米国視察研修

令和7(2025)年度支援
研修先:アメリカ 実施部局:教育学部 研修期間:2025年9月14日~9月23日 10(日間) 参加者数:5(人)

 本プログラムでは、アメリカ・カリフォルニア州立大学サクラメント校および地域の幼稚園・小学校を訪問し、STEAM教育とクリエイティブ・ラーニングの実践を学びました。
サクラメント校では、AIや科学教育、バイリンガル授業など、多様性を重視した教育実践を体験しました。スペイン語と英語を併用した授業にも参加し、異なる言語を使いながら学生同士が協力して学ぶ姿に刺激を受けました。参加した学生からは、「英語での授業に苦戦したが、現地の学生が温かく迎えてくれて、一緒に課題に取り組めたことで海外で学びたいという気持ちが高まった」との声が寄せられました。
また、幼稚園や小学校での交流を通して、アメリカの教育現場における多様性のあり方を肌で感じることができました。幼稚園では、特別な支援が必要な子どもも同じ教室で生活しており、子どもたちが互いを尊重し合いながら学ぶ姿が印象的でした。ある学生は、「障がいの有無や言語の違いに関係なく、すべての子どもが一緒に学ぶ環境が整っていることに感動した。自分もそのような学校づくりを目指したい」と感想を述べています。
 小学校では、折り紙を使った文化交流を行い、参加学生が講師となって折り方を紹介しました。現地の児童たちは日本文化に強い関心を示し、完成した作品を見せ合いながら喜ぶ様子が見られました。言葉が通じなくても心で通じ合える経験を通して、学生たちは「伝える力」や「相手に合わせて教える工夫」の大切さを実感しました。
こうした体験を通して、学生たちは「教育には一つの正解はなく、多様な学びの形を受け入れることが創造性を育てる」という共通の気づきを得ました。日本とアメリカの教育を比較しながら、教師が学びの伴走者として子どもに寄り添う姿勢の重要性を学んだことも大きな成果です。
 今回の研修を通じて、学生たちは教育観を深めるとともに、異文化理解やインクルーシブ教育への関心を一層高めました。現地で得た経験は、今後の学びや教育実践に活かされ、日本の教育現場においても多様性と創造性を尊重する授業づくりへとつながっていくことが期待されます。

【学生の声①】
STEAM教育視察研修旅行に参加してよかったことは、教育に対する自分の考えが深まったことです。アメリカの教育現場の児童や生徒の多様性に驚きました。幼稚園では言語の違いはもちろん、特別支援が必要な子どもも一緒のクラスで授業を受けていました。私は海外の学校で働くことや異文化間教育、グローバル教育に興味を持っていましたが、アメリカの学校の多様性を感じて、私が将来取り組みたい教育のイメージが大きく膨らみました。また、カリフォルニア州立大学サクラメント校のscienceの授業に参加させてもらいました。その授業はスペイン語と英語のバイリンガルの学生が受けていて、異なる言語で議論している様子が新鮮でした。英語での授業に苦戦しましたが、現地の学生さんが快く仲間に入れてくれて一緒に授業に取り組めたことで、留学して海外で学びたいなという気持ちも高まりました。

【学生の声②】
今回の研修から私は主に2つのことを学びました。
ひとつは、多様性のあり方についてです。視察ではアメリカのサクラメントの幼稚園、小学校、大学を見学しました。そこでは人種も言語も出身も違う人たちが一緒に学んでいました。違いがあるのが当たり前だという日本との違いに驚き、互いに認め合っているのだと感じました。もうひとつは、特別支援教育についてです。日本では教室を分けたり学校ごと分けたりして障害を持つ子どもが同じ教室で学ぶことが少ない状況です。しかし、サクラメントの幼稚園では同じ教室で一緒に生活をしていました。そのような学校の在り方は私にとって大きな目標になったので、サクラメントの学校園のようなダイバーシティな教室を実現するためにより学びを深めていきたいと感じました。

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