Scholarships for Studying Abroad
海外留学のための奨学金

マレーシア日系企業インターンシップ&UPM リサーチワーク(オンライン・オンサイトハイブリッド型研修)

令和6(2024)年度支援
研修先:マレーシア 実施部局:グローバル化推進センター 研修期間:2024年8月26日~9月25日 30(日間) 参加者数:2(人)

 事前学習では、Zoomを活用して、受け入れ企業担当者との打ち合わせを行いました。また、UPM学生とプロジェクト課題に取り組むCOIL(Collaborative Online International Learning)を2週間体験することにより実践英語を身につけました。そこでは、日本のインバウンド施策について学び、マレーシア人が松本に来たくなるような旅行プランを計画する等、マレーシア学生とコミュニケーションを取りながら、マレーシア人の嗜好や考え方について学びました。

 マレーシア日系企業では、現地スタッフをメンターとしてつけることで、業務に加え外国人との協働について体験しました。インターンシップ終了後は、UPMの学生寮に宿泊しながら、各自の専門に関連すること等について、リサーチワークのテーマを考え、リサーチ計画を立て、実際にインタビューやアンケート、現地調査等を行いました。帰国後は、振り返りの機会や語学能力試験の受験を義務付けています。

 活動記録として、渡航前には、研修の目的を各自明確にし、目標を設定して目標達成のための計画案を作成させました。渡航中には、異文化理解力・コミュニケーション力の獲得状況やマレーシアの文化、社会情勢、職業体験について日々記録させました。帰国後には、グローバル人材になるためのアクションプランを策定させることで、卒業までの学習目標を設定し実行に移すことを促しました。

 学生は、大学では学べないことを、日本では体験できないような経験を積むことで、将来の自分のキャリアについて具体的に想像できるようになったようです。初めての海外渡航が今回のマレーシア研修であった学生にとっては、海外でチャレンジすることの重要性を理解できたようで、行動力、実行力を身につけることができたと実感できたようでした。

【学生の声①】
 約1か月間のマレーシア研修を通じて、現地の文化や国民性を深く理解する貴重な経験を得ることができました。日系企業でのインターンシップでは、業務内容を学ぶだけでなく、現地社員の方がランチタイムをどのように過ごしているか、仕事への取り組み方や集中の保ち方をどのように工夫しているかなど、マレーシア人ならではの仕事に対する意識を垣間見ることができました。こうした学びは、アカデミックな留学ではなかなか得られないものであり、大変貴重だったと感じています。

【学生の声②】
 マレーシア研修から得られたことは多くあり、さまざまなことを学び、本当に価値のある経験だと感じました。最大の成果は、私自身が初めての海外経験であったこともあり、自分はやれば何でもできるという自信がついたことです。研修の後半になるにつれ、何かやってみようと思ったとき、以前なら本当に自分に合っているのか、人に変な目で見られないかなど、小さな不安が多く、行動に移せないことが多かったのですが、『やりたいと思ったならやってみよう。できなくても仕方がない』と前向きに何事も捉えられるようになり、やってみれば大抵のことはできるという自信がつきました。