令和6(2024)年度支援
研修先:ベトナム 実施部局:グローバル化推進センター 研修期間:2025年2月17日~3月14日 26(日間) 参加者数:5(人)
Scholarships for Studying Abroad
海外留学のための奨学金
- TOP
- 信州大学生のみなさま
- 海外留学のための奨学金
- 学生の短期海外活動支援(3ヶ月以内)
海外インターンシップ in Vietnam
本プログラムは、海外の実務現場での課題に取り組むインターンシップを、全学部生を対象に学生のニーズに応じて提供するものです。ベトナムFPT大学(協定校)とその関連機関の実務現場において、学生それぞれの経験や専門知識を活かし、主に英語を使用しながら実践的課題に取り組むことで、コミュニケーション力の向上と、異文化における協働力の向上を目指します。
具体的な活動内容として、まず、12月から1月末にかけて、FPT大学コーディネータや配属先の受け入れ担当者とともに、オンライン会議で個別に打ち合わせを行い、配属先の仕事の分野や内容、英語でのコミュニケーション力などについて情報交換をおこない配属先を決定しました。その経験を通して、英語力に不安を感じる学生もいましたが、多くの学生が外国語のコミュニケーションにより挨拶から内容の把握・確認、意思決定を行うという貴重な経験を得ることができました。
2月中旬から現地での1週間の英語研修を経て2週間の現地企業(観光ホテル、Webデザイン)や教育機関(FPT大学受入れプログラム、FPT付属中学での英語教育)での業務に携わる経験を得ました。最初のころは、同僚や顧客・生徒の話す内容が聞き取れず理解できないことも多く、質問に躊躇する中でコミュニケーションの壁にぶつかった学生が多かったです。しかし2週目から3週目にかけて、業務の遂行のためには、理解できないことをそのままにしておいては仕事が進まない、という状況に向き合うことで、必要な情報を得るために多少語彙や文法に誤りがあったとしても、恥ずかしがらずに質問し、自信をもって意見を言うことにチャレンジするようになりました。
帰国後報告会ではその自己成長の段階を客観的に振り返るとともに、新しい現場に身を置き自分の能力を試すことへの自己効力感を高めたことがうかがえました。
また、FPT大学のバディー学生との交流機会もあり、学生同士の友好を深めることができたとのことでした。職場の同僚やバディーの学生とともに、特に休日は、ダナン市内や周辺地域に出て、ベトナムの食やダナンでの観光も楽しむことができ、とても有意義な留学経験となりました。
【学生の声①】
今回の研修で得た大きな収穫は、自分が想像以上にやればできるのだと感じることができたことだと思います。今まで言語学習はしてきたものの、本当に話せるのか、などとあまり自信が持てずにいました。しかし、ベトナムで、自分の英語や覚えてきたベトナム語が通じ、自信につながりました。そして、言語は決して完璧に話す必要はなく、それよりも失敗を恐れず話しかけ、その中で成長していくことも大事だと感じました。まだ、言語学習は続いています。自分のベストを尽くしてこれからも言語学習に励み、能力を向上させていきたいと思います。
【学生の声②】
コミュニケーションの面に関しては言語力よりも、相手に合わせて話すことが重要ということに気が付くことができました。インターンシップの初めは英語で会話する際に速度が速くなってしまっていたため相手が聞き取れないことが多々ありました。しかし、仲間たちとの会話やプレゼンテーションを通してだいぶ改善されたと感じています。また、今回のインターンシップでは目標としていた積極的に関わっていくことは個人的によく出来ていたと感じており、最大限色んな人と交流し学ぶことができたと考えています。今回の経験から十分に英語を話すことへの抵抗感をなくすことはできたので、次回また海外に行った時に気兼ねなく会話できるように、話す練習を国内で行いたいと考えています。

