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世界最大アメリカ自然史博物館における宇宙可視化プロジェクトへのインターンシップ

令和5(2023年度)支援
研修先:アメリカ合衆国 実施部局:工学部 研修期間:2023年9月11日~10月12日 32(日間) 参加者数:2(人)

 本プログラムは、アメリカ、ニューヨークのアメリカ自然史博物館において、博物館・科学館で展示する、インタラクティブ3D宇宙の可視化を行うプロジェクトに参加するインターンシップであり、グローバル人材育成を目標としている。 具体的な目的は、異国の地で英語を使い、 多国籍スタッフ及び他の学生インターンシップと共に実際のプロジェクトに取り込むことで、 グローバルコミュニケーション力、 異文化理解力、 柔軟性、 問題解決力を養うことである。

 アメリカ、ニューヨークのアメリカ自然史博物館において、アメリカ自然史博物館がNASAやスウェーデンの研究機関から資金を得て開発するOpenSpaceという、全宇宙のデータをインタラクティブに可視化するソフトウェアに、日本のはやぶさ2探査機(JAXA)の3Dモデルを組み込むというプロジェクトに従事し、完成させた。インターンシップの最後に英語で自分たちの作品について発表を行ったようで、その発表会に参加した可視化チームのチーフエンジニア及び本プログラム申請者(藤田)の共同研究者(天文物理学分野)からも、とても素晴らしかったと報告を受けた。来年も引き続き、アメリカ自然史博物館はインターンシップ受け入れを続けることができるようである。
本プログラムの目的は、グローバル人エンジニア育成を目標とし、異国の地で英語を使い、 多国籍スタッフ及び他の学生インターンシップと共に実際の工学プロジェクトに取り込むことで、 グローバルコミュニケーション力、 異文化理解力、 柔軟性、 問題解決力を養うことであったが、学生の報告によると、このインターンシップの経験を通じて、異文化理解が深まり、よりグローバルに活躍したいという気持ちが強くなったようである。

【学生の声】
私は2023年9月から1ヶ月間ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館でインターンシップを行いました。博物館では主に、はやぶさ2という探査機の3Dモデルをアプリケーション内に組み込むという仕事を行なっていました。博物館の職員の方々は非常に優しく、困ったことがあれば作業内容に加えて言語の面、さらにはプライベートでも助けてくれました。インターンシップの最後には英語で自分たちの作品についてプレゼンテーションを行いました。英語でネイティブの方に向けてプレゼンを行うというのは日本だと有り得ない経験だと思います。非常に素晴らしい経験でした。この経験を通じて、よりグローバルに活躍したいという気持ちが強くなったので、今後は英語のみならず韓国語や中国語の勉強も始めていきたいです。