Scholarships for Studying Abroad
海外留学のための奨学金

世界遺産都市バルセロナにて、歴史建造物、歴史空間の修復を通し国際感覚を養う

令和5(2023年度)支援
研修先:スペイン 実施部局:工学部 研修期間:2023年9月17日~10月7日(21日間)または 2023年9月26日~10月30日 35(日間) 参加者数:3(人)

 2019年より継続している約2か月の派遣プログラムに工学部で建築を学ぶ学生3名が参加した。本学協定校であるスペインのカタルーニャ工科大学(UPC)建築学科にて修士課程講義を受けた。さらにバルセロナ市内の建築設計事務所にてインターンシップに参加した。デジタル技術の建築学への適用に関する講義を受けた。歴史都市の保存活用のためのGISプログラムによる現状把握また歴史的建造物の3Dプリンターによる作成技術について学んだ。研究室ではゼミに参加し現地学生と意見交換を行った。またそれぞれの研究内容について指導を受けた。インターンシップではUPC教員の設計事務所にて歴史的建造物の保存計画に携わった。課外時間を利用しUPCの学生とも積極的に交流した。ラテンアメリカ、地中海域を中心に様々な人種が入り乱れたバルセロナでの経験は今後の学生の成長に大きく貢献することになると考える。2023年8月にUPC教員が信州大学を訪問し、学生に講義、演習を行った。今後も双方の大学の指導教員が次の実施に向けて検討会を行い、より効果のある交流事業となるよう改善を加えていく。

【学生の声】
スペインのカタルーニャ工科大学での建築のインターンを行いに知の森基金の支援を受けさせていただきました。インターンでは都市計画のプロジェクトに参加させていただき他国での研究テーマは日本と異なる面があり自分の視野を広げることができ特別な経験となりました。現地の研究室での活動を通してグローバルな環境で学ぶ上での言語や知識の壁も明確に見え成長の機会となりました。同時に日本で学ぶことの優位性と留学へ行くことでしか得られない経験の価値双方を実感しました。今回の学部生での短期留学での経験をもとに留学をより良くするための準備を行い、更なるグローバル人材を目指し大学院での長期留学の準備を進めていきたいです。