Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

奧原 彩菜

マレーシア

多民族国家だからこそあたたかいマレーシア

奧原 彩菜さん

教育学部 学校教育教員養成課程
留学期間:2017年 9月 ~ 2018年 5月
留学先:マラヤ大学

留学先大学について

 マレーシアの東大と言われるマラヤ大学ですが、授業も課題もそこまで大変ではありません。様々な授業が開講されているので、自分の興味や関心に合った授業を履修することができます。敷地面積は東京ドーム約65個分もありとてつもなく広いです。敷地内には学生寮が12個、スイミングポールやジム、食堂やコンビニもあるので、大学内で生活に困ることはありません。マラヤ大学の学生はマレー系マレーシア人が最も多く、次いでチャイニーズマレーシア人が多いです。留学生もたくさん在籍しているため、色んな国の人たちと交流することができます。

学習面について

 マラヤ大学の授業は1コマ3時間で、内1時間はチュートリアルという学生主体の時間になります。チュートリアルの時間には主に学生が前回の授業についてか、先生から出されたお題についてプレゼンテーションをします。このチュートリアルの時間に前回の授業の復習ができるため、理解度を深めることができました。学期末になると、各クラスでレポートやプレゼン、小テストが課されるため忙しくなります。 私は1週間にプレゼン3つ、レポート2つ、テスト2つをこなさなければいけないときもありました。

生活について

 留学生が住む寮で生活していました。シャワーは4つありますが、お湯が出るシャワーは1つしかないため、夜は混み合います。食事についてですが、寮のキッチンが狭いことや1食あたりの値段が安いことから、ほぼ外食か学食で済ませていました。学内で食べたら1食150円でおなかいっぱい食べることができます。また、交通手段はタクシー、電車、バスを利用していました。タクシーはgrabというアプリを使って呼んでいました。安全だし、値段も安いので絶対にインストールしたほうがいいです。マレーシア人はほぼ全員がこのアプリを利用しています。

留学で得たこと

 留学では体で学んだことが多かったです。例えば、マレーシアはイスラム教の国なので金曜日のお昼はお祈りの時間でオフィスやバスが閉まってしまうし、大学にはドレスコードもあるので自分の好きな服を着ていくことはできません。また、多民族国家でもあるため各宗教に応じて祝日があります。そのためマレーシアは祝日がとても多いです。それぞれの民族がお互いを尊重し合っている雰囲気を肌で感じることができました。これらの事例は日本では体験することが難しいと思います。また、日本人の世界における価値を見いだすこともできました。日本のパスポートは世界最強だと実感したし、日本人の信用や地位をここまで築いてくれた先人に感謝したくなったのも、留学したからこそだと思います。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 マレーシアと聞くとジャングルなイメージを持つ方もいるかもしれません。発展途中の国とか汚いとか。私もマレーシアに行く前はそうでした。でも、マラヤ大学のあるところは東京みたいに都会だし、大きなショッピングモールもたくさんあります!生活に困ることはないし、気を付けていれば怖い目に遭うこともありません。しかも物価は日本の3分の1というまさにパラダイスです!人もとても優しくて、日本と違って異質をあたたかく迎えてくれます。マレーシアとってもおすすめですよ^^