
エンジニアとして海外で活躍するために必要なことは積極性と多くの失敗だ
真嶋 康太さん
総合理工学研究科 工学専攻
留学期間:2016年8月~2017年3月
留学先:マレーシアプトラ大学、ナレースワン大学
留学先大学について
Naresuan Univerisityは英語が苦手な学生が多いので、タイ語を覚えていかないと現地の学生とコミュニケーションを取るのは難しい。英語の授業に参加したが学生も先生も時間通りに来ることは少なく、時間の使い方の違いに戸惑うこともあった。
学習面について

自分の研究を学会で発表する予定だったが、計画の遅れでreview articleを提出することはできなかった。遅れる前提で計画を立てるべきだった。しかし、研究を進めまとめることができたので、今後学会で発表していきたい。研究所では医療機器の開発プロジェクトに参加できて、海外での開発の経験はエンジニアとして貴重な経験で知識だけでなくプロジェクトメンバーの働き方もとても参考になった。
生活について

周りは自分と関わらない限り常にタイ語で話をしているので、孤独感を感じそれがストレスに繋がっていた。周りの人に手伝ってもらい自分ひとりで解決しようと思わないこと。手を抜くというより良い意味で力を抜くことでストレスをため込まないで生活することを身に付けた。
留学で得たこと

海外での研究やインターンシップを通して総合的にエンジニアとしての能力を向上できたと思う。将来何がしたいかはっきりと見えたので今後の就職活動、就職後の自分のキャリアプランに活かしていきたい。失敗しても間違ったことを言ったとしても割り切って自分の意見をはっきり伝えることができないと、相手も自分に対するアドバイスができなくなることがありお互いに損をしてしまう。
後輩へのアドバイス・知の森基金へ一言

まずは自分のやりたいことが何なのか目標を明確にすること。その後で、何をしたら自分はその目標に近づけるのか担当教官に相談し、選択肢を広げ自分で留学計画を作ることで充実した留学になると思います。受け身にならず積極的に自分の意見を留学計画に反映していってほしいです。最後に、学生にとって資金面は大きな不安材料です。グローバル人材育成のために資金を提供して下さった知の森基金に感謝します。