Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

岡安 新

マレーシア

異国で身に付く力は限りなし

岡安 新さん

教育学部 学校教育教員養成課程
留学期間:2016年9月~2017年7月
留学先:マラヤ大学

留学先大学について

マラヤ大学は、クアラルンプールの中心に位置する、マレーシアで最初にできた大学です。日本では、マレーシアの東大ともいわれ、ほとんどの首相がこの大学を卒業しています。キャンパスはものすごく広く、大学内には無料バスが通ります。イスラム教に基づいた大学であるため、生徒はマレー系民族が多く、大学内では食事や衣服に制限があったり、モスクが大学の中にあったりするので、大学内にいるだけでも異文化を体験できます。

学習面について

マラヤ大学には数多くの学部があり、留学生は交渉次第で様々な授業を受けることができます。基本的には英語ですが、マレー語の授業もあります。どの授業もプレゼンテーション、グループディスカッション等がありました。予習は特にすることはありませんが、留学生にはいきなり、「あなたの国ではどうなの?」という質問が度々されるため、知っている限りの英語で一生懸命答えて頑張っていました。課題は結構多いです。

生活について

エアコン無し、冷水シャワー、濁る洗濯機、騒音、アリ侵入、冷蔵庫実質無しなど、過酷な環境の中で生活していました。外部に住むことは可能でしたが、留学生との絆はここで築かれたので、今では良い思い出です。マレーシアでは休日も多く暇な時間が結構ありました。昼間はショッピングモールに行って、夜はフットサルというのが日常でした。長期休みなどは旅行に出かけるなどして楽しみました。費用は何もかも安いです。

留学で得たこと

一番は考える力だと思います。留学中は本当に色々なものを見て体感してきました。そこで得た体験を「ふーん」で終えてしまえば何も残りません。これはどういうことなのか、どうすることが正しいのか等、考えてこそ体験を経験にすることができます。そういった意味で、異文化の中で生活をすることは、未知なる体験ばかりです。その一つ一つの体験に意味を付けていくことが習慣になり、今では何事に関しても自分の頭を使って考えられるようになりました。物事考えられるようになったことで自分に自信がつきました。

後輩へのアドバイスなど

あなたがもし、交換留学を考えているのであれば、最大のチャンスだと思います。いろいろな人が「私も留学したかった~」と言いますが、実際に行動に移せている人は少数です。もしかしたら、費用も時間も将来のこと等、心配していることがあるかもしれません。しかし、留学を終えて見れば、すべて何とかなります。目的はなんでも良いと思います。とりあえず行ってみてください。世界が広がり、人生が変わると思います。固定観念にとらわれず、あなただけの留学を創ってみてください。