充実した二週間
清水 優梨子さん
農学部 農学生命科学科
留学期間:2025年8月11日~8月24日
留学先:国立中央大学
<プログラムでの活動内容>
月曜日から木曜日までは午前と午後でそれぞれ違うクラスでの中国語の授業があり、金曜日にはフィールドトリップで九分や国立故宮博物館などを訪れました。土日はグループごとの活動や個人での自由時間があり、毎日とても充実した日々を送ることができました。
授業はすべて中国語で行われ、最初は戸惑うことも多かったのですが同じクラスの友達の助けもあり、なんとかすべての授業を乗り切ることができました。お昼休みには皆で大学近くの屋台に行ったり、授業終にタピオカを飲みに行ったりして、国立中央大学の学生生活を少しだけ体験できたのも良い思い出です。
フィールドトリップや週末の自由時間では、バスや電車といった公共交通機関はもちろん、タクシーやレンタカーも使って、台湾の各地を訪れました。桃園市内の水族館、夜市、九分、十分、台北など、数え挙げればきりがありません。毎日新しいことに出会えた二週間は、とても実りが多く忘れられない期間になりました。
<プログラム参加を通して学んだこと、気づいたこと、参加して得たことなど>
台湾と日本で大きく違うと感じたことが二つありました。1つ目はトイレ問題です。最初に驚いたのは、トイレで紙が流せないということでした。これはとても大きなショックを受けました。使用した紙はゴミ箱に捨てなければならず、数日間はなかなか慣れませんでした。ただ、台北市内の大きな施設では流せるところが多く、地域や場所によって違いがあることを学びました。もう1つは飲み物が全体的に甘いことです。お店で出されるお茶やタピオカの「普通の甘さ」が、日本と比べてかなり甘めに感じられました。こうした日常の小さな違いも、文化の差なのだと実感しました。
また、台湾の人たちはとても温かく私たちに接してくれました。特にグループのバディは、さまざまな場所へ連れて行ってくれました。台湾の美味しい飲食店や有名な夜市、水族館や動物園まで、本当に多くの体験を私たちにさせてくれました。おかげでどのグループよりも活動的に過ごせたと思うし、バディの存在はこの留学にとってとても大きいものでした。心から感謝しています。
<参加を迷っている信大生へのアドバイス>
私は一年生の頃に中国語を少し習っただけで、ほとんど覚えていないという状態でこのプログラムに参加しました。中国語の授業はレベル別に分かれており、クラスが合わない場合は別のクラスに移動することもできました。それでも最初は授業についていくのが大変で、毎日アップアップしながら取り組んでいましたが、友達に助けてもらいながら少しずつ中国語の基礎を学ぶことができました。
このプログラムは一人で申し込んだのですが、参加前から連絡を取り合える仲間ができたり、現地でほかの大学の友達ができたりします。だから「自分にできるかな」と不安に思っていても大丈夫。なんとかなります!
実際に飛び込んでみれば、新しい経験や視点をたくさん得られるので、迷っているなら思い切って参加することをおすすめします。