Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

松田 俊一

中国

実際に行ってみないと分からないこと

松田 俊一さん

工学部・水環境・土木工学科
留学期間:2019年 8月21日 ~ 2019年 8月30日
留学先:同済大学

派遣先大学について

 同済大学は、中国でも有数のレベルの高い大学です。キャンパスは2つあり、メインキャンパスはとても大きいです。学生数もたくさんおり、規模の大きな大学です。

学習・活動面について

 大学では、1時間半の授業を7つ受講しました。内容としては、中国語や中国の都市計画や世界の環境問題、AIの発展などについての授業を受けました。研修の最後には、持続可能な都市について、5分ほどのプレゼンテーションを英語でみんなの前で行いました。普段できない体験をすることで、成長することができたと思います。授業以外では、上海内の観光地を巡るフィールドワークが充実していました。毎日、違うところに訪問し、中国の歴史や文化に触れました。

生活について

 基本的には、ホテルと大学内の寮での生活でした。大学内の寮には洗濯機もあり、食堂もあったため、生活をするうえで困ったことはありませんでした。困ったときには、サマープログラムの現地学生ボランティアの人が精力的に助けてくれました。

派遣先で得たこと

 中国に対して、良いイメージを持っている人はあまりいないと思います。私もその中の一人でした。しかし、実際に中国に行ってみると、現実は私のイメージと大きく異なるものでした。たとえば、中国の大気汚染問題。中国に行く前は、マスクなどを持って行ったほうがいいかなと無駄な心配をしていました。実際には、上海では、大気汚染は全くひどくなく、マスクなしで普通に過ごすことができます。その他にも、マスコミやネットニュースなどでは、中国に対して批判的なことを書いている記事を多々読むことがありますが、それはほんの一部の問題を大げさに書いているのだと思います。

 この研修を通して、自分の目で見て、感じ、自分の意見を発信していくことが重要であることを学びました。

後輩へのアドバイス

 このプログラムに参加するにあたって、かかった費用は、往復の航空券のみです。大学に貼ってあるポスターや送られてくるメールなどに、敏感に反応し、情報を見つけることは重要だと思います。色々なところにチャンスは落ちています。それを逃さずに、キャッチし、迷ったら行く!という行動力を身に付けることは、これから生きていく上で役に立つことだと思います。