耳で聞く中国と目で見る中国
出口 博之さん
理学部・物質循環学科
留学期間:2016年8月29日~9月11日
留学先:同済大学
留学先大学について
私の留学した同済大学は建築、土木工学の分野が有名でありとても綺麗で現代的な建物が並ぶところであった。規模も非常に大きく、様々な国籍の人々がスポーツなどを通じて交流していた。正門の近くには、地下鉄の駅やバス停もあり、非常に安い値段で上海の有名な場所にアクセスすることが出来た。学食も綺麗であり、利用しやすかった。大学内には、寮やプールがあり、施設も充実していた。
学習面について
ご飯などを食べに出かけるときも常に電子辞書を持ち歩いて、知らない単語や発音のわからない単語に出会ったらその場で調べ、次の日にノートにまとめるなどして覚えるようにした。現地で実際に苦労して使い覚えた単語は非常に印象深く記憶に残っている。日本での授業で話す中国語は通じていたのだが、現地の中国人と交流すると自分の名前すら発音が悪く伝わらないことがあり、勉強する周りの環境の大切さを身を持って痛感した。
生活について
大学から徒歩5分のホテルに宿泊していたため、無料でネットも利用することができた。しかし、中国ではLINE、Facebook、Twitter等が制限されているため、私の場合は2週間使用することが出来なかった。日本の友達とは連絡することが出来なかったが、前もって中国版SNSを準備していったため、現地での連絡にはWiFiが利用できる環境では困らなかった。食事面では、日本人には慣れ親しみのない味付けが多いため、体調管理には常に気を付けていた。また、水道水も飲むことができないので常に多めにペットボトル飲料水を購入しておいた。その他、生活に必要なものは現地でそろえることもできるが、日本と成分が違ったりして、自分に合わないこともあるので、2週間分を持参して対応した。
留学で得たこと
現地には日本語が話せる生徒、先生が多くいたため日常生活で特に困ることはなかった。しかし、逆に日本語で話しかけられることも多かったため、自分から意識して中国語を話していくようにした。わからない表現があればその場で教えてもらい、次に同じような場面があれば使っていくことが出来るようにした。また、2週間ではあるが、自分の中国語能力が向上していることが実感することができ、日本での勉強する意欲につながった。
後輩へのアドバイスなど
今回のプログラムに参加する信州大学生は私一人であったため訪中前は非常に不安であった。しかし、現地に行ってみると他大学生や日本からの留学生と共に行動し、多くの人々と交流することが出来た。自分が興味のあることならば勇気を出して一歩踏み出すことが大切であると思っている。そうすれば、自分と同じような志を持った人たちと出会い、お互いに助け合い、刺激し合うことで忘れることのない貴重な経験が出来ると思っている。