Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

椿原祐斗

中国

留学前期を終えて

椿原祐斗さん

人文学部人文学科
留学期間:2020年 9月 ~(留学5ヶ月目)
留学先:北京外国語大学

 交換留学の前学期が終わり一番の感想は楽しかったというものです。困難に感じたことは初めのスマホとインターネット環境がない三日間程度でした。多くの留学生が校内でsimカードを購入するのに対し、自分のスマホは中国のsimカードが使えないと言われ、翌日中国人に何度も道を尋ねながらスマホの購入とsimカードの契約をしに行ったのをよく覚えています。その後のクラス分けでは、一番高いレベルのクラスにいれさせてもらいました。そこでは交換留学生は少なく、多くのクラスメートが以前中国に留学した経験があり、自分とのレベルの差は大変大きく感じましたが、なんとか頑張ってついていこうと努力しました。最終的な前期の成績は自分でも割と良かったと思うので、後期も継続して努力していきたいです。また、前期を終えてもやはり街中で中国人と話すのはまだ難しいと感じるので、後期はこの努力をしていきたいです。

 また、留学中に意識したことは、自分の先輩がおっしゃっていた日本人の友達とはあまり遊ばない方がいいというものです。自分は初めからこの事を強く意識して留学生活を送ろうとしていました。ただ、自分のクラスの日本語を喋れる人は、日本と中国のハーフと、両親は中国人だけど日本で育った人だったので無理に避けたりする必要は初めからなく、彼女たちとも中国語で話しました。二人とも日本語も中国語も流暢なのでライバル意識を持って頑張れました。また自分のクラスは特定の国籍の人が多いという事はなく、たくさんの国の人と友達になれて、それぞれの国の文化を勉強できたのは大変嬉しかったです。そのなかで、自分の中で日本を再認識することもできたと思います。また、旅行も何度かし、見聞を広めることもできました。南京と天津に旅行に行きました。どちらも北京とは違った文化や歴史、気候や地理があり、中国の広大さを実感しました。特に天津旅行は、日本へ帰らなければならなかった時に天津からの飛行機の方が安かったからという理由で一人旅したのですが、様々なことを経験できた良い機会でした。留学で一つ残念だったのは、もともと春休み期間中も北京を散策したり勉強したり旅行したりする予定だったのですが、宿舎の関係によりやむを得ず帰国したことです。ただ、中国でいくつか本を買っておいたので、継続して中国語に触れていたいと思います。また前期を終えて自分の日本語のレベルが確実に低下したことを実感しました。例えばたまに日本人の友達が心配して電話を掛けてくれた時も日本語が思い浮かばなかったり、今こうして日本語の文章を書いているときも以前より時間がかかります。また友達はヨーロッパの人が多かったので英語の勉強にも少し興味がわきました。

 後期ではある程度学校に慣れたので前期にしたかったけど出来なかったことに挑戦していきたいです。例えば広すぎる北京を散策することや、もっと多くの中国人の友達を作りたいと思います。