世界と自分を知ることができた3ヶ月
泉 直登さん
医学部 医学科
留学期間:2019年 9月 ~ 2019年 12月
留学先:ドレスデン工科大学
留学先大学について
ドレスデン工科大学は、ドイツ南東部のザクセン地方にある理工系総合大学です。キャンパスは市内南部にある工学部キャンパスと市内東部、エルベ川河畔の医学部キャンパスに分かれています。大学にはドイツのみならずヨーロッパや世界各国から留学生が学びに来ており、様々な国の留学生と交流することができました。
学習面について
医学部の薬学・毒物学研究室において、心臓の電気生理学に関する研究に3ヶ月間従事させていただきました。信州大学では研究室で脳の電気生理について学んでいたため、臓器は違いますが日本で学んだノウハウを生かして研究を進めることができました。疑問やトラブルがあった場合もラボのメンバーが親身に対応・議論してくださり大変心強かったです。
生活について
ドイツは気候も穏やかで治安も良く、人も親切で非常に快適に過ごすことができました。食事は自炊することが多かったですが、友人に誘われて外に食べに行くこともたまにありました。肉料理やじゃがいも料理が特に美味しかったです。帰国直前にはクリスマスマーケットに行くことができ、良い思い出になりました。
留学で得たこと
日本でも留学生と英語で交流などはしておりましたが、英語でディスカッションをして研究についての方針決定や問題解決を進めてゆく機会はあまり多くありませんでした。留学ではそのようなプロセスを全て英語で進めなければいけないので非常に貴重な経験となりました。多国籍のメンバーと協力しながら研究プロジェクトを進めたことで大きな自信をつけることができました。
後輩へのアドバイス、大学へのメッセージ等
知の森奨学金制度のもとでこのような貴重な経験をさせていただき非常に感謝しております。
あまり偉そうなことは言えませんが、これから海外留学に行こうと考えている皆様も留学の中で単に語学を学ぶだけではなく、英語など外国語を用いて現地の仲間と協力しながら実際に課題を解決したり何かを作り上げる経験を積むことが出来れば今後の大きな糧になるのではと思います。