Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

留学先大学について：

ドレスデン工科大学はドイツザクセン地方に位置する国立大学です。キャンパスはドレスデン市内に２つあり、工学部を中心としたキャンパスと付属病院と医学部のキャンパスで構成されています。私は主に医学部のキャンパスに通っていました。

学習面について：

私はドレスデン工科大学の薬理学・毒性学教室で、日々のGenotypingや人の心筋組織を用いたRNAシークエンス解析に関する研究チームに所属させていただきました。信州大学では薬理学教室で心臓の電気生理学を主に学びましたが、この教室ではまた違った研究をさせていただくことができました。わからないことや質問も、ラボメイトや上の先生が丁寧に教えてくださったため、とても有意義な研究生活を送ることができました。

生活について：

ドレスデンは治安も良く、小川さんとともに渡航し、生活も一緒にしていたため、大変楽しい留学生活でした。また、ドイツの医学生やラボメイトの友達もでき、研究が終わった後に食事をしたり、脱出ゲームやSwitchをしたり、楽しい毎日でした。食事は大変量が多くて美味しいお肉料理が豊富だったので、外食が大変楽しみでした。

留学で得たこと：

この留学でドイツの医学生とたくさん話し、ヨーロッパの医療や日本の医療について討論することは、自分の中でさまざまな価値観を得ることができた経験だと思います。また、ドイツの医学生の考え方や勉強熱心さは私に大きな影響を与えてくれました。そしてラボメイトも医学生やさまざまな国からの留学生が多く、彼らとの会話や討論は大変良い英語力向上の場でした。この留学で得た経験は、日本に帰ってから頑張ろうという強い励みになりました。

後輩へのアドバイス、大学からの支援へ一言：

松医会の先生方には今回の留学を援助していただき、本当にありがとうございました。海外で生活するという経験は今後、卒業して医師となる過程でなかなか得ることができない経験だと思います。国を超えて友達ができ、新しい価値観を得ることができたら、きっと将来につながると思います。なので、迷っている方がいたら、ぜひ行ってみてください！