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経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

黒釜 直人

ドイツ

ドイツ・ライプツィヒ留学記

黒釜 直人さん

人文学部 人文学科
留学期間:2022年9月~2023年8月
留学先:ライプツィヒ大学

留学先大学について

私はドイツのザクセン州にあるライプツィヒ大学へ1年間留学してきました。ライプツィヒは大きな町で人口は60万人ほどの街です。そんな町にある大学ですが、キャンパスは開放的で、だれでもはいれるようでした。大学は私たち以外にも多くの留学生がいて、ドイツ人だけではなくほかの国からの留学生と一緒に過ごすことができます。

また、キャンパスは一か所だけではなく、信州大学のようにいくつかのキャンパスに分かれていました。なので、たまに普段行っていない学部のキャンパスに行くと全く違う雰囲気で面白かったです。例えば文学部や日本学部があるキャンパスの学生はインドアな印象で、よく本を持っていいましたが、体育学部があるキャンパスではみんなスポーツの道具を持っていたり、スポーツウェアを着ていました。

学習面について

20231004_2022exchangereport02_04.jpg私は自身のドイツ語力に自信がなかったため、前期は大学に付属の語学学校に通っていました。そこでは同じようにドイツ語を勉強する人がたくさんおり、一緒に休日勉強したりしていました。授業のスピードは非常に速く、大学の授業と並行するのは難しかったですが、毎日通って何とか卒業することができました。

大学では前期は言語学的な授業を聴講しており、比較的楽な感覚で授業に参加していました。後期は日本語の授業に参加して、どのように日本語が教えられているかを学びながら、交流に努めていました。日本語の授業は中級の授業に参加していましたが、日本語よりも日本文化に重きを置いており、外国から見た日本文化を知ることができ興味深かったです。

生活について

20231004_2022exchangereport02_02.jpg生活においては日本との文化の違いがとても大変でした。しかし最も大変だったのは環境の変化です。特に気温や気候が体質に合わなかったと思います。乾燥で喉はやられますし、冬は日の光が少なすぎて精神的にきつかった時期もありました。しかしそういう時ほど周囲の人と積極的に交流を持つようにして、長い冬を乗り切りました。

 

 

 

 

留学で得たこと

20231004_2022exchangereport02_03.jpgやはり語学はもちろんですが、あえて言うとすれば新しいことに挑戦する大切さや難しさだと思います。留学中はしょっちゅう新しいことに出会いました。例えばレストランでの注文の仕方や、切符の買い方。このような日常的に感じる新しいことは強制的に起こるイベントのようなものであり、戸惑いはしたものの対応はできました。しかし、現地の大学でのクラブ活動などは挑戦してみようと思いましたが、なかなかシステムなどがわからずに結局挑戦できませんでした。このようなこと以外にもそう感じていることは非常に多く、挑戦することは大切なのはもちろんだが、それ以上にそう思ったとしてもそれを実行に移すのは難しいと感じました。

後輩へのアドバイス

もし今留学しようか悩んでいるのならばすぐに留学に向けて準備をしましょう。留学なんて、学生のうちにしかできません。確かに多くの不安はあると思いますが、それ以上に私は言ってよかったと感じています。そしてもしもう留学が決まっていたり、留学する予定ならば情報を集めましょう。タンデムパートナーを探し、必要な書類を調べ、銀行口座を開設し、やることはたくさんあります。行く前に「あれ」しておけばよかった。がないように。

ただ最後には「留学行って楽しかった」と思えるように、勉強だけではなく友達と一緒に旅行をするようにしましょう!!