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経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

郷間 彩姫

ポーランド

ポーランドでの留学生活

郷間 彩姫さん

人文学部 人文学科
留学期間:2014年10月~
留学先:ワルシャワ大学

留学便り

ポーランドで留学生活を始めて、すでに冬学期(10月~1月)が終了し、先月、夏学期(2月~6月)が始まりました。ここでの生活にも慣れてきたころなの で、まずは私の暮らすワルシャワという街を紹介したいと思います。ワルシャワは非常に暮らしやすいところです。バス・地下鉄・電車などの公共交通機関が発 達していて、通学用の定期券を用いれば、ゾーン1と呼ばれる地域(ワルシャワ市内)は全ての公共交通機関を使用することができます。気温に関しては「冬は -20℃を下回る時もある」と聞いていて不安でしたが、近年は暖冬が続いているらしく、それほど雪も降りません。長野の冬を経験された方なら、ポーランド の冬も乗り切れると思います。ヨーロッパといえ、ポーランドの公用語はポーランド語です。英語で生活することは可能ですが、やはり英語が通じないところも あります。事前に多少のポーランド語を習得しておいたほうが、生活にストレスもなく、行動範囲や人間関係の幅も広がると思います。

次に、大学生活について紹介したいと思います。ワルシャワ大学では、留学生は学部を問わず様々な授業を履修することができます。しかし、所属する学部以外 の授業は直接その学部のオフィスに連絡を取ったり、先生の承諾を得たりすることが必要です。また、キャンパスは街に点在していているので、他学部の授業を 受講するのであれば、時にはバスを使っての移動になります。1コマ90分の授業が主ですが、1限・2限などの大学全体で決められた区切りはなく、開始時刻 も授業によって異なるので履修を組むことが少し大変です。それでも、時間の管理ができるようになったり、キャンパス移動の途中に街を探索できたりするの で、マイナスなことばかりではありません。

最後に、私の暮らしている寮を紹介したいと思います。寮というよりホテルのようなところなのですが、土日祝日以外は毎日掃除をしてくれて、シーツや布巾も 定期的に変えてくれます。シャワー・トイレ・キッチン・ランドリーは共同ですが、部屋にはベッド・机・椅子・クローゼット・収納タンスはもちろん、洗面台 と鏡もついています。そして、セントラルヒーティングのおかげで部屋の中は暖かく、真冬でも室内は半袖半ズボンで過ごすことができます。寮はひとり部屋で すが、日常的に様々な国の留学生たちと交流の機会があり、本当に充実した毎日を送っています。 この約半年間を「成長」という点から自分を振り返ってみて、正直な感想としては現状に満足していません。だからこそ、残りの留学生活でさらに成長できるよ うに、たくさんのことに挑戦していきたいと思います。

※写真はポーランド人の友達の家でクリスマスを過ごした時のものです。24日~26日の三日間も続くポーランドのクリスマスは、日本でいうとお正月のようなもので家族や親戚が一堂に集まります。毎日、素晴らしいご馳走を頂きました。