Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

月江 惇元

ポーランド

ポーランド留学

月江 惇元さん

工学部 電子情報システム工学科
留学期間:2021年10月~2022年2月
留学先:シレジア工科大学

留学先大学について

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私が留学したシレジア工科大学はポーランド南部のグリヴィツェという都市に位置している大学です。留学生が非常に多く、留学生へのサポートがしっかりしています。授業については、留学生は受講するものをかなり自由に選択することができ、講義は英語で行われます。大学の周辺にはスーパーや多くのレストランがあり、少し歩いたところにはショッピングモールもあります。学生寮も大学のすぐ近くにあるため、生活がしやすくなっています。また、バスや電車もあるため、アクセスも良くなっています。

学習面について

授業は講義と演習や実習の2種類の授業形態があり、必ず出席しなければならないのは演習や実習の方のみであり、講義の受講は任意となっていました。しかし、授業で扱うテーマについての説明を講義で行い、演習や実習ではその内容について実際に取り組んでいくことになるので、講義を受けていないとついていくのが難しいものとなっていました。留学中にコロナの状況の悪化により、一時期オンラインとなったこともありましたが、わずかな期間だけでまた対面へと戻りました。オンラインと対面の両方を経験してみて、個人的には対面の方が良いと感じたためオンラインの期間がわずかで済んだのは幸運だったと思います。

生活について

ポーランドの公用語はポーランド語であるため、日常生活では基本的にポーランド語が使われることになるのですが、ほとんどのレストランなどでは英語を話せる店員さんがいたため特に問題はありませんでした。最悪スマホの翻訳機能を使えばほとんど困ることはありませんでした。寮生活の食事については、各階にキッチンルームがあり、いつでも使うことができました。洗濯機は寮全体で2つしかなく、その上時々壊れていたのでそれには少し困ったことがあります。また、スマホのSIMの手続きについて店に行く必要がなく、アプリだけで簡単に全部でき、その上日本よりもずっと安かったので、その点はかなり良かったと思います。

留学で得たこと

留学先での日本人以外の人たちとのつながりが留学で得られた一番大きなものだと感じています。日本人以外の人たちと交流することでその国の文化を知り、自分の知見を広げることができたと思います。留学先には様々な国から留学生が来ており、ポーランドだけでなくいろいろな国の文化について知ることができました。寮で時々開催されるパーティで多くの留学生と交流し、特に仲の良くなった友人とは出かけることも多々あり、帰国後でも連絡を取り合っています。このような経験やつながりは留学したからこそできたものであり、日本にいたままではできなかったことだと思います。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

私は少しでも留学に興味があるのなら挑戦してみた方がいいと思っています。留学に関して様々な問題があると思いますが、やってみれば案外何とかなります。私は留年しないように授業について教授に相談に行った時も、交換留学の申請をした時も、奨学金の申請をした時もすべてダメ元でしたが、結果的にうまくいきました。難しい問題や不安があってもとりあえずやってみるといいと思います。それで留学した後には間違いなく行ってよかったと思えるはずです。

最後に厳しい状況の中、充実した留学にすることができたのは支援してくださった信州大学の関係者の方々のお陰です。本当にありがとうございました。