Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

U

オランダ

オランダでの生活

Uさん

教育学部学校教育教員養成課程
留学期間:2014年9月~
留学先:ゾイド大学

留学便り

オランダでの生活も半年が過ぎ、気が付けば留学生活ものこり2か月を切りました。そろそろ日本の食べ物や家族、友達が恋しいと感じると同時に、オランダ、ヨーロッパの魅力の深みにはまっている自分にも気が付きます。これらの魅力には一種の中毒症状のようなものを感じるほどです。そこで今回は、私がこの6カ月間でいとも簡単にはまってしまったものについてご説明しようと思います。

<旅行>
ヨーロッパの魅力と言えばその地理的、制度的な条件から来る、旅行のしやすさが一つに挙げられます。私の住むマーストリヒトはドイツアーヘンまでバスで1時間、ベルギーの首都ブリュッセルまで電車で2時間弱という、旅行するにはもってこいのロケーションです。また、電車やバスの割引も豊富にあり、大変手ごろな価格で旅行することができます。私はこの6か月間でオランダ、ベルギー、ドイツ、フランス、イタリア、イギリスの様々な都市を訪れましたが、どの都市も独特の雰囲気があり、その都度私の中の「ヨーロッパ」が更新されて行きます。中でも、フランスパリはその広大な国面積や歴史的地位からもわかるように、一つ一つの建築物、作品から威厳と誇りを感じました。そこにいるだけで、自分の心身が洗われていくような、とても不思議な感覚に陥る街です。ヨーロッパへ留学する方にはぜひ訪れてほしい国のひとつです。

<ストロープワッフル>
私はもともと食べることが好きで特に甘いものには目がありませんが、ストロープワッフルには今までにないくらいはまってしまいました。ストロープワッフルとは、みなさんが想像するようなフワフワで、表面に砂糖がかかっているワッフルとは異なります。ストロープワッフルはオランダの特有のお菓子で、薄いワッフルとワッフルの間にストロープというシロップ(またはキャラメル)が挟まったお菓子です。私を到着後の数か月でいとも簡単に約3キロ増量させたのも、このストロープワッフルです。

<痛みどめ>
はまってしまった、というよりは、痛み止めなしでは過ごせない時期があったと言った方がよいでしょうか。その原因は親不知です。留学をするみなさんは虫歯は、出国前までに治療するのではないでしょうか。もちろん私もそうでした。その時先生が、横向きに生えた親知らずがあるとおっしゃいましたが、特に気にもならず、また、時間もなかったの放っておくことにしました。そしてその半年後の2月、その親知らずは急に生え始めました。生えると言っても、歯の一部がみえるくらいでしたので、「傷口」のようなものとも言えます。気になって触っていたら、細菌に感染、これでもかというほどに顔が腫れ、激痛を伴いました。こちらでできた、日本語が堪能な友達の助けのもと口腔外科に通い、泣く泣く様々な治療を受け、あとは今月下旬に行われる抜歯を待つのみです。痛みと友達の親切心に触れ、大泣きしたことはとても良い思い出です。そして最後に、私は声を大にして言いたいです、親知らずは怖い!!!