Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

熊埜御堂 由依

アメリカ

勇気を出して飛び出してみよう!

熊埜御堂 由依さん

農学部 農学生命科学科
留学期間:2020年1月~2020年12月
留学先:カリフォルニア州立大学チコ校

留学先大学について

留学先はチコのダウンタウンの中にあり、自然があふれる美しいキャンパスが特徴的です。語学学校もキャンパス内にあり、様々な国から留学生が集まっているので多様性に富んだ環境で学習することができます。ESLセンターや留学アドバイザーによるカウンセラー、現地学生とのパートナーシップ活動など、留学生の支援制度も充実しているため、安心して留学生活を送ることができます。現地学生もフレンドリーな学生が多く、困っていたときにはみんな優しく助けてくれました。留学先としてはとてもお薦めです。

学習面について

留学開始直後は英語を聞き取るのが難しく、特にディスカッションで自分の意見を上手く伝えられずに苦労しました。そこで、ESLセンターを積極的に利用し、分からない部分を教えてもらったり、課題の文法等が合っているか確認してもらったり、週に数回プレゼンテーションの練習に付き合ってもらいました。その結果、2学期目には授業内容をほぼ全て理解できるようになり、自信を持ってディスカッションにも参加できるようになりました。ESLセンターを積極的に活用したり、クラスの中で分からないところを聞ける友達を最低1人は作っておくことがお薦めです。どうしてもついて行けない場合にも、留学アドバイザーに相談すれば解決策を考えてくれると思うので、1人で悩まずにまずは相談してみるべきだと思います。

生活について

キャンパスで授業を受けていたときには、台湾からの留学生と一緒にカフェテリアやダウンタウンのレストランでお昼を食べて、図書館で一緒に勉強することが多かったです。コロナがひどくなり、予定より早く寮からホストファミリーの家に移った後は、週末もホストファミリーと過ごすことが多く、ハイキングやキャンプに連れて行ってもらいました。オンライン授業では新たに友達を作ることが難しかったですが、キャンパスで出会った友達が頻繁に誘ってくれたおかげで退屈せずに過ごすことができました。留学生の多くは寮生活を選ぶ傾向がありますが、個人的には寮はあまりお薦めできません。寮生の多くが一年生だったこともあり、毎日深夜まで騒いでいて勉強できる環境ではありませんでした。アメリカの文化を体験したければ、ホームステイの方がより良い経験ができると思うし、現地学生と一緒に住みたければ、大学外のシェアハウス等の方が家賃も安く、より落ち着いた環境で過ごせると思います。

留学で得たこと

まず第一に、留学を通して自信が付いたと思います。留学前は自分に自信が無くネガティブに考えてしまうこともありましたが、ホストファミリーや友達がたくさん私の良いところを見つけて褒めてくれたことで自分の長所に気がつくことができました。また、第二言語である英語でディスカッションやプレゼンテーションをこなしたことで、挑戦することが怖くなくなりました。第二に、多様な価値観や文化を持った人と関わることで考え方の幅が広がったと思います。日本では当たり前のことがアメリカでは当たり前ではなかったり、日本文化とアメリカ文化それぞれの短所や長所を知ったことで、より広い視野から物事を考えられるようになりました。第三に、第二の家族と言えるような存在であるホストファミリーと出会うことができました。ホストファミリーには本当の家族のように接してもらい、たくさんの素敵な思い出を作ることができました。今後もホストファミリーとは連絡を取り合い、また近いうちに会いに行きたいと思います。

後輩へのアドバイス、大学へのメッセージ等

留学に興味はあっても、一歩を踏み出す勇気が無い人は多いと思うし、私もそうでした。しかし、一歩踏み出してみたことで、今後の人生の糧になるような良い経験をたくさんすることができました。日本以外の国で暮すことは簡単ではないし精神的に辛いこともたくさんあるかもしれません。それでも、きっと支えになってくれる人がいると思うので、自分がやってみたいことに積極的に挑戦して欲しいです。

また知の森基金のおかげで留学生活をより充実したものにできたのでとても感謝しています。ありがとうございました。