Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

松田 俊一

アメリカ

行かずに死ねるか!

松田 俊一さん

工学部 水環境土木工学科
留学期間:2018年 8月 ~ 2019年 5月
留学先:カリフォルニア州立大学サクラメント校

留学先大学について

 カリフォルニア州立大学サクラメント校は非常に自然豊かなキャンパスで、キャンパス内には約3500本もの木があるみたいです。敷地が広いと言うことだけではなく、学生なら無料で使うことの出来る立派なジムがあったり、24時間毎日利用することができる大きな勉強施設も図書館の横にあったり、学生生活を送るにあたって、十分な環境が整っています。留学生の数も多く、留学生を支えてくれるインターナショナルオフィスも丁寧に留学生活をサポートしてくれます。他にも、学部には58種類の学位があり、自分のしたい勉強をとことん出来る点も良い特徴の一つだと思います。

学習面について

 英語で授業を受けると言うことは、もちろん簡単なことではありませんでした。しかし、学部ごとにチューター制度があり、週に一回、決まった時間・場所に行くと、同じ学科の先輩がいて、授業の内容を一緒に復習してくれたり、質問に答えてくれたり、しっかりサポートしてくれます。他にも、レポートやエッセイが課題で出された際は、Writing Centerがあり、時間を予約すると英語学専攻の人がレポートを添削してくれるサポートなどもあり、より質の高いレポートの完成を手伝ってくれます。こういった学習面での手厚いサポートはキャンパス中にたくさん溢れています。もちろん、友達に協力を求めるのもいいと思います。他にも、勉強する場所はキャンパス内にたくさんあります。

 アメリカの大学は、基本的に、宿題の量は多く、テストの回数も多くなると考えてもらって大丈夫です(もちろん取る授業によりますが)。 質問などあれば、積極的に先生のOffice hourに行きましょう。先生との距離はかなり近いので、気軽に行ってみてください。テストには、留学の試練だと思って、楽しみながら乗り切ってください!

生活について

 私は、1年間寮生活を送っていました。ルームメイトは3人にて、2×2ルームというタイプの部屋に住んでいました。一度も大きなトラブルもなく、楽しく過ごすことが出来ました。寮はキャンパス内にあり、教室までの距離が近かったので、非常に便利でした。買い物に行くときなどは、バス、Uber、友達の車に乗せてもらうなどの手段を使っていました。どこに行くにしても、車で行く距離になってしまうので、そこの面で不便だと感じることもありました。

食事は、基本的に寮の近くにある学食的な場所で食べていました。色々な種類の料理が提供されていたので、食事の面で困ることはありませんでした。服などは、近くのアウトレットモールで安くで購入できたため、日本からたくさん持って行かなくても大丈夫でした。生活用品なども同様です。

留学で得たこと

 もちろん英語力もつきましたが、なんでも話せて、気を許して遊べる友達が世界中にできました。言葉や文化の異なる外国で生活することにより、異文化に対する理解や柔軟性が身について、世界のどこへ行ってもやっていけるという自信が付きました。それ以上に、自分の意思を相手に伝えるにはどうしたらいいかというコミュニケーションのコツを体得できたことも大きな成長だと思います。外国に行くと、それまでに経験したことのない想定外の状況に遭遇するので、それに対応する中で、主体性やたくましさが身に付きました。これらのことは、実際に留学してみないと感じることが出来ないことだと思います。その他にも、好奇心、発想力、論理的に考えること、自分を追い込むこと、コンフォートゾーンからの脱出すること、などなど、たくさんのことを得ることができました。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 もし、留学を迷っている人は、本当に一歩を踏み出して、挑戦して欲しいなと思います。「お金がかかるしな。」留学を支援してくれる給付型の奨学金はたくさんあります。「卒業が伸びるしな。」1年伸びたところで大して変わりません。留学にすこしでも興味があったら、挑戦しない以外に選択肢はありません。挑戦して、後悔することもありません。少し強引な言い方ですが、それほどプライスレスな体験をすることが出来たので、ぜひたくさんの人に体験してほしいです!さらに、それ以上に意義があると思うのは、海外に行くことで、自分自身や日本を客観的に見つめることができるいい機会になることです。これからグローバル化が進んでいく中で、外に出ることや外から来た人とのコミュニケーションを躊躇することなく、対応できることは、これからの社会を生きていく中で非常に重要なスキルだと思います。ぜひこの交換留学制度を使って、留学することでしか学べないことを感じてほしいなと思います。