Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

和地 千織

アメリカ

自分の知らないセカイが世界にはたくさんある!

和地 千織さん

医学部 保健学科
留学期間:2016年 9月 ~ 2017年 6月
留学先:南オレゴン大学

留学先大学について

 南オレゴン大学は、生徒数およそ6,000人と、他の大学と比較すると小規模な大学ですが、その分、教師と生徒、生徒と生徒の距離がとても近く、また、開講されている授業も少人数編成のものが多く、授業中に発言する機会が多くありました。授業内容は多岐にわたり、36もの専攻があります。大学が位置するアシュランドは、とても小規模で、“シェイクスピアフェステイバル”と呼ばれる演劇祭が有名なかわいらしい街です。気候は、春は桜、夏は暑く、秋は紅葉、冬は寒い(降雪有り)という四季がある、松本に近い気候で、私にはとても過ごしやすいものでした。

学習面について

 特に留学直後は、授業中に内容の理解をすることが難しかったため、次回までの課題や宿題含め、わからないことがあれば、教授に授業後やメールで質問していました。一緒に授業を受けている人と友達になり、助けてもらうことはとっても重要!!周囲の目など気にせず(というより、そんなもの現地学生は気にしていませんが)、わからないことはわからないと言うことが大切だと思います。日本の大学の授業と比較し、課題レポートや授業内の発言、プレゼンテーションなど自主性の求められるものが多かったように感じました。教授もクラスメイトもとてもフレンドリーで、協力的でしたが、私の英語力がもっとあれば…と感じる場面は数え切れないほどあったので、留学前に語学力をできるだけ高めておくことは、現地での学びをより多くするためにもとても大切だと思いました。

生活について

 私は、大学寮に住む予定で申請をしていましたが、渡米直前に派遣先大学から“寮に申し込めていないため学外の場所に住んでください”と言われてしまい(これは大学側のミスです!笑)、大学が見つけてくれた場所に住んでいました。南オレゴン大学は寮費がとても高いため、結果、学外にステキなルームメイトたちと住むことができて良かったです。スーパーやホームセンターなどが学校近辺にあるので、車がなくても生活に困ることはありません。また、何か困ったことがあれば、インターナショナルオフィスに相談すれば、必ず助けてくれます。平日は授業や課題で一日を終えることが多かったですが、週末や長期休業には友人たちとバーに出掛けたり、家でパーティをしたり、ハイキングやキャンピングといったアウトドアを存分に楽しみました。

留学で得たこと

 やはり、間違いなく英語力はつきました。特に、スピーキング力とリスニング力は、留学前とは比較できないくらい向上したと思います(留学前は本当にひどかったのですが…)。 また、“とりあえずやってみよう、なんとかなる!”という、よくわからない自信が身につきました。他人と比較することよりも、自分は自分と思えるようになりました。人との一つ一つの出会いを大切にしようと思うようになりました。そして、本当にたくさんのかけがえのない友人と思い出を得ました。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 留学を通して、言葉では表しきれないほど本当に多くことを体験し、学びました。自分は今まで、小さな世界しか知らなかったんだなと思う一方で、日本のこと、日本で学べることも、まだまだたくさんあることを知りました。一言でこの留学を表すなら、本っっっ当に楽しかったです!今まで生きてきた中で、間違いなく1番“濃い“、かけがえのない一年間でした。留学に踏み切れないという人もいると思いますが、やらない後悔よりやって後悔です!私は、この一年で、大きく成長できたと思っています。

 最後になりますが、この留学を通して支えてくれた友人、家族、先生方、保健学科学務の方々、そして、こんな私に留学というチャンスをくださった信州大学に心から感謝いたします。